久しぶりに「観光列車」の旅

JR線最高標高駅、小海線「野辺... JR線最高標高駅、小海線「野辺山駅」
JR小海線 JR小海線
小海線観光列車「High Ra... 小海線観光列車「High Rail」
畑越しの八ヶ岳 畑越しの八ヶ岳
野辺山の空 野辺山の空
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

緊急事態宣言が解除になった、ということもあって、今日はとっても久しぶりに

「観光列車の旅」

に出かけてきました! 場所は、

JR小海線、野辺山


今日訪れて発見した私の

野辺山ハイライト「トップ3」

をお伝えします。


1.第3位

小海線 観光列車「High Rail」

久しぶりに「ブッフェ」スタイルの列車に乗りました。座席が窓に向かって配列されていて、車窓からの風景が目の前に!八ヶ岳が一望出来ました。

そして、社内アナウンスも観光バスのようで良かったです。


2.第2位

畑越しの八ヶ岳

これほどまで「八ヶ岳」が壮大で、綺麗な姿とは知りませんでした。そして、キャベツ・レタス・白菜の広大な畑とのコントラストが最高!


3.そして堂々の第1位は、

野辺山の「空」

久しぶりですね、芝生に寝転がって空を見上げたのは!

今日は台風一過で、ほとんど快晴。時折現れる雲の動きをのんびりと、そしてじっくりと眺めていました。

こんなにのんびり空を眺めるのは、ニュージーランドに住んでいた時以来かな?

もう10年以上も昔のことです。

野辺山は標高が1300メートル位なので、直射日光は素肌に痛いものの、風がとても爽やか!

一緒に行った家族も大満足。

小海線、最高!

またいつか行きたいです。

今度はぜひ温泉付きで!


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day9)「マネハプの部署内への展開」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
「週イチ・30分の習慣でよみが...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も一昨日に続けて

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を簡単にまとめて行きます。

この著書もいよいよ、クライマックスに近づいてきています。今日のテーマは

「マネハプの部署内への展開」

です。

これまで組織内のある特定の職位(例えば、課長職など)で実施してきた「マネハプ」を、今度は部署内へ展開することのベネフィットと留意点について記述していきます。

章立て
1.部署内への導入・展開スタイル
2.部署内だからこそのベネフィット
3.展開の留意点


1.部署内への導入・展開スタイル

(1)基本的には部署内のメンバー全員が参加する。例えば、ある課であれば課長から係長やリーダーはもちろん、一般社員も参加する。

(2)これまでの特定の職位(課長など)での実施と比べて、様々なメンバーが参加するので、「内省」と「対話」のグループ分けは工夫が必要。ある程度同じ職位レベルや職務内容を考慮した方が良い。

(3)わざわざ「マネハプ」のために参集するのではなく、既存の定例会議(例えば、朝礼や週次レビュー会議など)の冒頭に実施する。

(4)最初から本音を出してもらうことを期待せず、経験交流の場として導入する方がスムーズに行く。

(5)グループ分けした後で実施する「内省」は時間厳守(例えば3分など)と時間管理をきちんとする。


2.部署内だからこそのベネフィット

(1)同じ部署内でも、リーダー格もいれば一般社員もいる。グループ分けして語る環境を作ることで、様々な内省と経験共有の機会となる。

(2)管理職での「マネハプ」と同様、「安心安全」の場づくりが鍵。ファシリテーターの役割や管理職の持つ雰囲気や言葉づかいが全体への影響を及ぼす。

(3)回数を重ねることによる慣れが絶対的に必要。あまり成果を焦らず進める。

(4)回数を重ねていくうちに参加メンバーの言葉づかいに変化が現れるようになる。

例えば「私は.....」「本当は....」「そもそも....」という表現が現れるようになると、自分の考えを自分の言葉で語るようになったことを意味する。

つまり自分の視点で自分の考えを表明するようになった、ということである。


3.展開が難しいと感じる点

(1)語るネタを自分で見つける
一週間を自分なりに振り返り、気になったことや気がかりな点を自分で気付くということは、日頃あまり実践しないので意外に難しい。しかし内省のためには必要な行為。

(2)短く語る
これも練習による慣れが必要な部分。ポイントを絞って、具体的なイメージが沸くように相手に話すスキルは業務にも活かされるところが多い。

(3)気付きを促す質問を考える
聴き手が発する質問は重要であるが、適切な質問をするのは簡単ではない。

助言や命令、聴き手の知りたい事項ではなく、話し手の内省や行動を促す問いかけをすることの重要性を体感していくことに意味がある。

その体感値が適切な質問を生み出すきっかけとなる。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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なぜか最近「落とし物」を見つけることが多くなりました!

なぜか最近「落とし物」を見つけ...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は少し気分を変えて、日常生活における変化を綴ってみます。

と言うのも、なぜか最近「落とし物」を見つけることが多くなっているんです!

「何か落ちていないかな?」

と、下ばっかり見て歩いているんだろう?

口の悪い友人なら、こう突っ込むでしょうね。しかし断じてそんなことは無いです。


1.新品スマホの巻

先日、妻と散歩に出かけた時のこと。

散歩と言っても自宅付近ではありません。わざわざ電車に乗って都会まで出向き、ある駅からお勧めのコースを散策する、いわゆる「都会再発見ウオーキング」!

当然訪れる場所は妻も私も全く不案内。地図を片手にあっちでもない、こっちでもない、と田舎者の「お上りさん」の様相。

「あれ、スマホじゃないか?」

手に取って見てみると、新品の様子。スマホカバーがまだまだピカピカ。色合いから女性が落としたと想像される。

「どうしたら、いいんだろう?」

と妻に相談すると、

「警察に届けるのが良いんじゃない?」

なるほど、そうか!

ということで、ここまで来た順路を戻って駅前の交番へ。

色々と手続きを済ませた後で、興味本位で訊いてみた。

「お巡りさん、落とし物のスマホはどうやって持ち主を探すのですか?
このスマホから電話を掛けるのですか?でも一体、誰に電話を掛けるの?」

私のバカげた自問自答に対して、若いお巡りさんは単刀直入に

「中のSIMカードを抜き取って、個人の情報を特定します。そして携帯会社へコンタクトして持ち主へ連絡を取ってもらいます。」

立て板に水の説明で、納得。

今どきですね、SIMカード、ですって! 年寄りの私には思いもよらないソリューションでした!


2.ICカード乗車券「Suica」の巻

まさに先程、台風到来の直前で久しぶりに太陽が顔を出した!ということで、またまた妻と散歩へ出かけた。

今度は近くの都立公園。自宅から歩いていける場所なので、見知った住宅街を何の気なしに、ダラダラと歩いて行くと、

「あれ、定期入れじゃないか?」

道路の脇に、ちょこんとと落ちているICカード乗車券、通称Suica。

「あなた、また落とし物を見つけたの?」

妻は、半ばあきれ顔で私を見る。もちろん私の責任じゃない。

「どうしようか?」

と私は、定期入れの中を確認しようと思ったのだが、妻は顔をしかめて

「他人様の定期入れの中を見るのは.....」

ということで、道路の脇に「きちんと」置くことにした。

もし持ち主が探しに現れたら、必ず見つけられるように、道路わきのブロック塀に立てかけるように置いたのだ。

「今度は、警察には届けなくていいかな?」

妻は何事も無かったように公園に向かって、既にすたすたと歩き始めていて、私の問いかけは聞こえていない。

今ごろ、あのSuicaはどうなっているのだろうか?

実は、気になっている自分がここにいる。後でその定期入れを見つけた場所に確認に行ってみようと思う。

何を目にするのか?

そして、次はどんな「落とし物」を見つけるのか?

変わり映えのない日常に彩り?を感じている今日この頃です。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day8)「小さなサイクルを回し続ける」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を、簡単に纏めて行きます。

今日のテーマは

「小さなサイクルを回し続ける」


章立て
1.小さなサイクルを回し続ける
2.体感する変化
3.職場の行動を支えるもの
4.成功を阻む3つの罠


1.小さなサイクルを回し続ける

(1)「マネハプ」を始めて数回経つと、早い人は職場での行動が変化して、その手応えを感じるようになる。

(2)「内省」そして仲間との「対話」を通じて気付いた自分の姿や、仲間から促される行動などを職場で実行へ移してみることで、見えることがある。

(3)この内省と対話という小さなサイクルを、何度も回すことに秘訣がある。


2.体感する変化

マネハプを継続することで感じられる変化としては、以下のようなものが挙げられる。

(1)「部下の方から意見を言ってくれるようになった」

(2)「他部門の言い分は間違っていると思っていたが、行き違いは組織内に壁があることが原因と分かった」

(3)「他部門の若手社員から相談されたりするようになった」


3.職場の行動を支えるもの

(1)「マネハプ」は、行動変容の気付きを得るだけではなく、職場での行動を支える力も持っている。それは「ピア・サポート」と「ピア・プレッシャー」(ピアとは同僚・同輩・仲間の意)。

(2)ピア・サポートは、悩んでいる自分を認めてもらうことで、精神的な安定を手に入れる、ということ。自分だけが苦しんでいるのではない、と知れることは非常に心強いこと。

(3)ピア・プレッシャーは、周りの同僚が、自分より先に進んでいることを肌身に感じて負けてはいけないという、ある種のライバル心が起こる。これが次の行動を取らせる良い意味でのドライブになる。


4.成功を阻む3つの罠

「マネハプ」は必ず成功する魔法ではない。気を付けて実践しないと上記の効果が得られないこともある。陥りやすい罠、パターンが3つある。

(1)ガス抜き型

①単に「不満のはけ口」の場となってしまっているパターン。話し手と聴き手、双方にその原因がある。

②話し手は「内省的」になること。事実をきちんと見据えて、静かに自分と向き合うことが重要。

③聴き手は「共感すれども迎合せず」で同調姿勢を戒める心掛けが重要。気持ちは寄り添いつつも、頭はどこかクールに、話し手の語る事実を踏まえて、その対応に関して常に可能性を探るマインドを持つ。

(2)噂話型

①「マネハプ」は断じて情報交換の場ではない。

②語る内容に関しては「守秘義務」遵守のルールを設けるのも一法。

③または、登場人物の個人名を伏せる、もしくは匿名にする。

④マネハプの中心となるのは話し手自身であって、登場人物ではない。従って登場人物に関する質問を早々に切り上げ、話し手自身へ焦点を当てるようにする。

(3)ハウツー型

①「マネハプ」は、問題解決の場ではない。話し手が抱える問題を解決させようとしてはいけない。

②マネハプの目的は、話し手が気付きを得て、自分で行動を変えていくこと。

③従って、聴き手は解決のヒントになる色々な視点を提示したり、問いかけることに集中する。


ではまた明日!
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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day7)「対話を続けると何が起こるのか?」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
「週イチ・30分の習慣でよみが...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を選んで、簡単に纏めて書き連ねて参ります。

今日のテーマは

対話を続けると何が起こるのか?

これまで読み進めてきた「マネハプ」。
その趣旨や実践のための環境創り、注意点などを記述してきました。

では、これを続けると最初に何が起こるのか?今日はそこに焦点を当てて行きます。

章立て
1.聴き手からの「質問」のこつ
2.最初に起こる反応


1.聴き手からの「質問」のこつ

昨日は話し手が対話の場で、何をどう語るのか?について触れました。
今日は、話し手の話を聴いている「聴き手」の質問のこつを挙げます。

(1)質問は意識しないと「自分の」関心事を訊いてしまいがち。

(2)話し手の「内省」を促すことが目的なので、「ヒト」に関わる質問を心がけると効果的。
話し手や話し手の語りに登場する部下たちに焦点が当たるので、話し手の内省を促しやすい。

例えば
「○○さんはどう感じたのですか?」
「部下は○○さんの指示をどう思ったのだろうか?」

(3)話し手の語った事実について、確認をするための質問は良い。

(4)聴き手からの質問が適切でなくとも、周りの人たちは否定したり、批判したりしないこと。
安心安全な場とは、話し手だけではなく、質問者にもそうでありたい。


2.最初に起こる反応

(1)「こういう場が今まで無かったが、自分には必要!」という期待感。

①安心安全の場で自分を振り返ることが出来て、それが自分の職場で遭遇する事柄への対応策を検討する機会となる。

②同じ職位の管理職の行動様式や考え方を理解・体得することによって、自分の思考や判断基準の「引き出し」が増える。

③職場で遭遇する課題について、仲間に相談がしやすくなる。


(2)「みんな同じような悩みを持っていることに驚いた!」という発見。

①日頃、コミュニケーションをする機会が余り無く、重要なことが共有されていない、という事実の現れ。

②同じ悩みを共有すると、お互いに人としての理解が深まり、敵対しているような部門間などの関係も分かり合えるようになる。

③部門を越え、会社全体の方向性や目標に向かっていこうとする「一体感」の醸成にも繋がる。


ではまた明日!
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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day6)「対話の場をどう創っていくか?」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、キーポイントと感じる部分を少しずつ記述して参ります。

今日のテーマは

「対話の場をどう創っていくか?」

これまでは「マネハプ」に関して若干、概念的な話に焦点を当ててきました。今日からは、

具体的にどう始めていくか? そして続けて行くか?

という点に焦点を当てながら進めて行きます。

章立て
1.誰と「マネハプ」対話をするのか?
2.どんな風に仲間を集めるか?
3.話し手の注意点


1.誰と「マネハプ」対話をするのか?

(1)対話の場が成功するには、参加者がお互いの悩みを共有すること。そして、その場が安心安全な場で、何でも言い合えるフラットな関係を創ること。

(2)そのためには、管理職であれば同じ職位・階層の人、例えば課長さんなら、課長さん同士が望ましい。

(3)同じ職位・階層の人で、異なる部門の人たちが集まると、多様な見方を促進することが可能となる。

(4)もし異なる職位の人たちで実施する場合は、上位職の人は注意が必要。飽くまで参加者同士は「フラットな」関係が前提なので、上から目線な発言・態度は望ましくない。


2.どんな風に仲間を集めるか?

(1)あまり理屈を事前に説明は避けて、「やってみよう」「やれば分かるから」という感じで始める。なぜなら言葉だけで直ぐには分かってもらえない。体感してもらうことが早道。

(2)最初に話す人は重要。お手本やモデルになる可能性がある。

(3)基本的なマナーではあるが、上司には事前に「有志で勉強会を始めたい」と伝えて、きちんと承認は取って置く。


3.話し手の注意点
「マネハプ」で何に気を付けて語るのか?

(1)場面を特定した上で、内省する

①一週間を振り返って、特定の場面を設定する。

②その場面について、「書く→話す→問いに答える」というフェーズで進める。

③内容は出来るだけ、具体的にリアリティを持って記述し、語る。


(2)事実と感情を分ける

①語る際には「事実」と「感情」を分けて話をする。

②事実は、起きたことを淡々と。それに対して「私は○○と思った・感じた」と主語を明確にして感情を吐露する。

③なぜなら、事実に対して、他の人は自分と異なる感情や解釈を持つ可能性があり、それを認識することが重要だからである。


(3)今、振り返って思うことを語る

①今思い起こしても同じ感情を抱くかも知れないし、異なる感情や想いが浮かんでくるかも知れない。

もし異なる感情や想いが浮かんだら、これまでとは異なった行動の選択が可能になる可能性が高まる。

②そして、その時点に戻ってやり直すならば、今度はどんな行動を取るのか?

この発想を繰り返し、慣れて行くことで、同じような場面に出くわした時に、より適切な行動を選択できる思考の鍛練に繋がるはずである。


ではまた明日!
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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day5)「聴き手からの働きかけ」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き今日も

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を採り上げて、記述して参ります。


今日のテーマは

「聴き手からの働きかけ」

昨日は「誰かに話す気付きが生まれる」の中で、聴き手の役割について少し触れました。

今日はもう少し「聴き手」に焦点を当てて行きます。

章立て
1.聴き手は「フィードバック」を心がける
2.話し手の内省を促す聴き手とは?
3.聴き手が使う3つの質問タイプ


1.聴き手は「フィードバック」を心がける

(1)対話やコミュニケーションで注目されるのは「質問スキル」ではある。

しかし、どう問いかけたら良いかを考える前に、聴き手は、まずは話し手の話をしっかりと受け止めた上で、「感じたことを素直に伝える」ことが大切。これが「フィードバック」である。

(2)フィードバックは、他の人に鏡になってもらって、自分がどのようにその人に映っているのかを教えてもらうこと。

(3)その後で問いかけに移っていくのが良い。


2.話し手の内省を促す聴き手とは?

(1)マネージャーは問題解決や成果の確認に焦点を当てた質問をしがちである。

(2)しかし「マネハプ」は成果を求めるのではなく、自分の行動を「内省」することが目的なので、質問の焦点が異なり、工夫が必要。

(3)例えば聴き手からは、以下のような問いかけが有効である。

①「その時、どんな風に感じましたか?」

②「具体的に、どう対応したのですか?」

③「どうして、そういう対処をすることにしたのですか?」

④「自分だったら、こう対応したかな?」


3.聴き手が使う3つの質問タイプ

(1)クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン

①イエス・ノーで答えられる質問がクローズドクエスチョン、イエス・ノーではなく自由に答えられるのがオープンクエスチョン。

②オープンクエスチョンは、自由に答えられるので、話し手の考え・意図を幅広く説明してもらったり、深く理解したい時に使う。

③クローズドクエスチョンは、確認したり、選択を迫る場面で使う。


(2)チャンクアップとチャンクダウン

①抽象度を上げて全体感や大きな視点から問いかけるのがチャックアップ、現場感や具体的な答えを求めるのがチャンクダウン。

②チャンクアップの質問は例えば「その業務の目的は何ですか?」「そもそも始めたきっかけは何ですか?」

③チャンクダウンの質問は例えば「具体的にはどんなことが起きたのですか?「明日から取り組むとしたら、どんなことですか?」


(3)過去質問と未来質問

①時制の観点で、過去を振り返る過去質問、未来に目を向ける未来質問。

②単純な過去質問は例えば「何が起きたのですか?」だが、過去を見つつ、未来も考えてもらう質問も有効。例えば「どんな職場にしたいと思っていますか?」

③話し手が意識していない時制に目を向けてもらうことで、気付きが生まれる可能性が高くなる。例えば「同じことを再現するには、どうしたら良いでしょうか?」


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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day4)「誰かに話すと気付きが生まれる」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

先日に引き続き今日も

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めて参ります。


今日のテーマは

「誰かに話すと気付きが生まれる」


章立て
1.誰かに話すことで得られること
2.話が出来る環境作りをする
3.聴き手の役割


1.誰かに話すことで得られること

(1)モヤモヤしたり、イライラした時には、それを文字にしてみると頭の中が整理される。(これは一種の吐き出し効果か?)

(2)しかし、吐き出して言語化したからといって、課題が解決した訳ではなく、次なるモヤモヤ・イライラが出てきてしまう。

(3)そんな時は、一人で無理に解決しようとせず、その状態を誰かに話してみる。

(4)内省は一人でも出来るが、誰かに話してみることで、自分の固定観念に気付いたり、自分を見つめ直すきっかけに繋がる。

(5)また、話をして自分の悩みに共感してもらうことで、今の自分に自信が持てるようになる効果もある。抱えている悩みは自分だけのもではないし、ましてや自分の能力の無さが原因ではないと気付くことが出来る。


2.話が出来る環境作りをする

では、自分の話を他人に聞いてもらう環境をどのように作っていくか?

(1)最初の「仲間づくり」のこつ

①とにかく誰か、話を聞いてくれる人を探す。必ず周囲には居るはず。社内で同じ職位の人が話しやすいと考えられる。

②自分を語る。具体的にリアルな場面を語りつつ、自分の心情を吐露するように話す。

③自己開示の不安を克服する。まずは小さく、信頼できそうな他人ひとりに向けて、本音を語ってみる。

これからのマネジメントは、メンバーの力を引き出し、集めていくことが求められる時代。

自分の力量に限界があることを認めて、周囲の協力を仰ぐことは、弱さではなく真の強さである。

なお対話をする場所は、落ち着いて話せる環境。会議室でもカフェでも良い。ランチを取りながらも良いが、時間的余裕が欲しい。最初はアルコール無しが良い。


3.聴き手の役割

話し手が「内省」できるためには、聴き手の協力が欠かせない。

(1)心と身体を開いて受け入れる。具体的には、①視線を合わせる、②距離をある程度縮めて、③表情豊かに微笑みながら、④適宜うなづき、相づちを入れる。

(2)話し手の話す内容を評価せず、そのまま受け止める。(受け入れる必要は無い)

(3)話し手の感情に注目する。具体的には、①話し手の声のトーンが変わる、②何度も同じフレーズを繰り返す、③表情や動作が変化する。

(4)話し手の内面に目を向ける。目に見える言葉や感情だけでなく、話し手の内面を見ようとする。
具体的には、感情移入して聴いている中で、違和感を覚えるところに着目する。

(5)聴き手は、「共感すれども迎合せず」の存在。


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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day3)「内省」

「週イチ・30分の習慣でよみが...
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今日も引き続き

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、私がキーポイントと思う点を記述して参ります。

今日のテーマは

「内省」

章立て
1.全ては「内省」から始まる
2.経験だけを積み上げても不十分
3.内省の4ステップ


1.全ては「内省」から始まる

(1)職場の状況にイライラしたり、あきらめ感を感じた時、誰か救世主に助けて欲しいと思ったりしてしまう。

また自分ばかりが頑張っていて、周りは動かない。そんな状況にフラストレーションを感じることもある。こんな時は、視線が周囲の人に向いている。

(2)このような時は、まず「自分を客観的に」見つめることが必要。いつもの自分とは、異なるところから自分を見つめ直す、ことが大切。

(3)いつもより一歩引いて、自分のことを客観的に見て、状況を言葉にする、言語化する。

(4)第三者に自分のことを話す時には、その状況を整理する必要がある。その際に自分を見つめる、「内省」が促される。

(5)実際に「マネハプ」では、この一週間、仕事上で誰に会ったのか、どんな話をしたのか、など普段は振り返ることも無く流れていったことをもう一度、自分の目の前に引き戻すことから始める。

(6)改めて「内省」とは、経験を熟慮して、意味を見出し、気付きを抽出すること。(一方、反省とは多くの場合、失敗を繰り返さないために、どう行動を改めるかに焦点が当たっている行為。)


2.経験だけを積み上げても不十分

(1)経験を唯々積み重ねるだけでは、そこから何を得たのか、を理解・確認するのは簡単ではない。

(2)経験したことを、「内省」を通して第三者に分かるように整理し、言語化して自分の前にさらけ出す。この過程においてその経験の裏側・向こう側にある意味や気付きが得られる。


3.内省の4ステップ

(1)ステップ1:経験そのものを俯瞰する。

①最近の出来事を先ずは振り返る。習慣化が大事なので毎週同じ曜日に行う。

②直近の一週間、自分は何をしたのか。気がかりは何か。全体としてどんな一週間だったか。一週間全体を振り返る

(2)ステップ2:出来事、場面を抽出する

①振り返った中から、一番気になった出来事を採り上げる。選ぶ基準は仕事上の重要度ではなく、「自分の気持ちが一番揺さぶられたこと」を引っ張り出す。

②選んだら、鮮明にその場面を呼び起こす。その時に出来事はもちろん、自分の感情も呼び起こす。

(3)ステップ3:事実と感情を分ける

①いつ、どこで、誰と、どんな出来事だったのかを描き出す。

②その時、事実と感情を分けて、考える。

③事実は一つだが、その事実からもたらされる感情は、人それぞれで異なる可能性がある。

④内省とは、自分が受け取った解釈、その経験の意味に、違った見方が出来るかも知れないと、考えを巡らせること、である。

(4)ステップ4:「今、振り返ってみて、思うこと」を書き留めてみる

①事実と感情を切り分けて記述した出来事や経験をもう一度、振り返ってみる。その時は、違う見方が出来るかも知れない。

②その時は自分視点だった解釈が、改めて振り返ってみると「他人視点」が見えてくるかも知れない。

③それに気付くをことで、自分の行動を変える糸口が見つかる可能性は高い。例えば、相手を変えようとしていたが、まずは自分自身が変わることが必要、と気付くなど。


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「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day2)「新たな組織変革の手法『マネハプ』とは」

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今日も引き続き

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めて参ります。

今日のテーマは

「組織変革の新たな手法『マネハプ』とは?」

この著書は、この「マネハプ」についての実践方法を指南したものです。そこで今日はそのエッセンスをお伝えします。

章立て
1.重要なのは「内省と対話」
2.自分自身の経験から学ぶ
3.仲間との対話を通じて実践的な知恵を身に付ける


1.重要なのは「内省と対話」

(1)「マネハプ」とは「マネジメント・ハプニング」の略称で、管理職自らのマネジメント上の出来事から学ぶということで、ヘンリー・ミンツバーグ教授が名付けたもの。

(2)少人数のグループで「内省と対話」を、週一回など定期的に行う。これにより、何をすべきかが見えてきて、周囲の人たちと協力して業務を進めるようになっていく。

(3)全体の流れは、「経験→内省→対話→気付き→行動」というサイクルを回していく。


2.自分自身の経験から学ぶ

(1)特徴的なのは、誰かから何を教わる・習う、というものではないこと。

(2)参加者(管理職)が自らの経験や体験をグループ内で話す。

(3)「内省」とは、遭遇した「出来事(経験)」の意味を立ち止まって考え、そこにある新たな意味に気付くこと。この内省によって、自分のお思い込み・固定観念に気付く。この気付きが行動変容を促す。


3.仲間との対話を通じて、実践的な知恵を身に付ける

(1)内省は一人でも出来るが、自分とは異なる視点を持つ仲間との「対話」が効果的。

(2)対話をすることで、一緒に実践的な知恵を身に付けることが出来る。また、対話を通じて関係性が良くなり、それが職場全体へ広がる。

(3)職場と組織の改善は一気に進むのではなく、漢方薬によって徐々に体質改善が進むのと同様に、時間をかけて実現する。

つまり、最初は一人の力で始まった活動が波動効果を生んで、少しずつ職場を変容させることにつながるメソッドである。


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