9月
29日,
2021年
「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day8)「小さなサイクルを回し続ける」
今日も引き続き
「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」
を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を、簡単に纏めて行きます。
今日のテーマは
「小さなサイクルを回し続ける」
章立て
1.小さなサイクルを回し続ける
2.体感する変化
3.職場の行動を支えるもの
4.成功を阻む3つの罠
1.小さなサイクルを回し続ける
(1)「マネハプ」を始めて数回経つと、早い人は職場での行動が変化して、その手応えを感じるようになる。
(2)「内省」そして仲間との「対話」を通じて気付いた自分の姿や、仲間から促される行動などを職場で実行へ移してみることで、見えることがある。
(3)この内省と対話という小さなサイクルを、何度も回すことに秘訣がある。
2.体感する変化
マネハプを継続することで感じられる変化としては、以下のようなものが挙げられる。
(1)「部下の方から意見を言ってくれるようになった」
(2)「他部門の言い分は間違っていると思っていたが、行き違いは組織内に壁があることが原因と分かった」
(3)「他部門の若手社員から相談されたりするようになった」
3.職場の行動を支えるもの
(1)「マネハプ」は、行動変容の気付きを得るだけではなく、職場での行動を支える力も持っている。それは「ピア・サポート」と「ピア・プレッシャー」(ピアとは同僚・同輩・仲間の意)。
(2)ピア・サポートは、悩んでいる自分を認めてもらうことで、精神的な安定を手に入れる、ということ。自分だけが苦しんでいるのではない、と知れることは非常に心強いこと。
(3)ピア・プレッシャーは、周りの同僚が、自分より先に進んでいることを肌身に感じて負けてはいけないという、ある種のライバル心が起こる。これが次の行動を取らせる良い意味でのドライブになる。
4.成功を阻む3つの罠
「マネハプ」は必ず成功する魔法ではない。気を付けて実践しないと上記の効果が得られないこともある。陥りやすい罠、パターンが3つある。
(1)ガス抜き型
①単に「不満のはけ口」の場となってしまっているパターン。話し手と聴き手、双方にその原因がある。
②話し手は「内省的」になること。事実をきちんと見据えて、静かに自分と向き合うことが重要。
③聴き手は「共感すれども迎合せず」で同調姿勢を戒める心掛けが重要。気持ちは寄り添いつつも、頭はどこかクールに、話し手の語る事実を踏まえて、その対応に関して常に可能性を探るマインドを持つ。
(2)噂話型
①「マネハプ」は断じて情報交換の場ではない。
②語る内容に関しては「守秘義務」遵守のルールを設けるのも一法。
③または、登場人物の個人名を伏せる、もしくは匿名にする。
④マネハプの中心となるのは話し手自身であって、登場人物ではない。従って登場人物に関する質問を早々に切り上げ、話し手自身へ焦点を当てるようにする。
(3)ハウツー型
①「マネハプ」は、問題解決の場ではない。話し手が抱える問題を解決させようとしてはいけない。
②マネハプの目的は、話し手が気付きを得て、自分で行動を変えていくこと。
③従って、聴き手は解決のヒントになる色々な視点を提示したり、問いかけることに集中する。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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