9月
28日,
2021年
「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day7)「対話を続けると何が起こるのか?」
今日も引き続き、
「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」
を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を選んで、簡単に纏めて書き連ねて参ります。
今日のテーマは
対話を続けると何が起こるのか?
これまで読み進めてきた「マネハプ」。
その趣旨や実践のための環境創り、注意点などを記述してきました。
では、これを続けると最初に何が起こるのか?今日はそこに焦点を当てて行きます。
章立て
1.聴き手からの「質問」のこつ
2.最初に起こる反応
1.聴き手からの「質問」のこつ
昨日は話し手が対話の場で、何をどう語るのか?について触れました。
今日は、話し手の話を聴いている「聴き手」の質問のこつを挙げます。
(1)質問は意識しないと「自分の」関心事を訊いてしまいがち。
(2)話し手の「内省」を促すことが目的なので、「ヒト」に関わる質問を心がけると効果的。
話し手や話し手の語りに登場する部下たちに焦点が当たるので、話し手の内省を促しやすい。
例えば
「○○さんはどう感じたのですか?」
「部下は○○さんの指示をどう思ったのだろうか?」
(3)話し手の語った事実について、確認をするための質問は良い。
(4)聴き手からの質問が適切でなくとも、周りの人たちは否定したり、批判したりしないこと。
安心安全な場とは、話し手だけではなく、質問者にもそうでありたい。
2.最初に起こる反応
(1)「こういう場が今まで無かったが、自分には必要!」という期待感。
①安心安全の場で自分を振り返ることが出来て、それが自分の職場で遭遇する事柄への対応策を検討する機会となる。
②同じ職位の管理職の行動様式や考え方を理解・体得することによって、自分の思考や判断基準の「引き出し」が増える。
③職場で遭遇する課題について、仲間に相談がしやすくなる。
(2)「みんな同じような悩みを持っていることに驚いた!」という発見。
①日頃、コミュニケーションをする機会が余り無く、重要なことが共有されていない、という事実の現れ。
②同じ悩みを共有すると、お互いに人としての理解が深まり、敵対しているような部門間などの関係も分かり合えるようになる。
③部門を越え、会社全体の方向性や目標に向かっていこうとする「一体感」の醸成にも繋がる。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお