今日はサンクスギビングデイ。一昨年までは洋子さんがターキーを焼いていたが、去年から娘がテイクオーバーして、この日は娘のうちにご馳走になりに行く。
今夜もおいしいターキーと、いろいろな付け添えとワインの楽しいディナーを味わった。娘のターキーの腕は洋子さんに遜色ない。
天気予報通り昨日雪は夜半まで降り続け、わがやでは約3インチの積雪だった。
テレビのニュースは、昨日の午後から夜にかけて車で帰宅する人たちがたいそう難渋したことを伝えている。いつものようにQueen Anneの丘の下からの中継では、普段は交通量の多い坂でスノーボードやそりを楽しんでいる人たちを映していた。シアトルの日本国総領事公邸はこの丘の上にあるので、総領事も今日は公邸に閉じ込められていることだろう。
今日は一日氷点下の気温、明日もあまり暖かくならないのでこの雪はしばらく消えないだろう。
天気予報通り今朝未明より雪が降り始め、朝起きたら庭はうっすらと雪化粧をしている。予報によれば今日は一日降り続き、マーサーアイランドでも多いところは3インチほど積もるとの事だ。
花里子も今日はあきらめてデッキに出たがらず寝てばかりいる。やはりネコは寒がりだ。
今夜は冷え込みが厳しくなり、明日は最高気温が-2℃とのこと、ドライブウェイにあまり雪が積もらないことを祈る。
U.S. Golf Associationの下部組織であるWashington State Golf Associationは、当地でのアメリカ共通のハンディキャップシステムであるGHIN(Golf Handicap Index)を管轄している。この組織のメンバーはゴルフをラウンドするたびにコンピューターシステムによりスコアをポストし、そのスコアがコースの難易度を示すスロープによって補正されてハンディキャップインデックスとなって月に2回更新される。そのため私のように毎週ラウンドするゴルファーの場合は好不調によりGHINは常に変動する。
ワシントン州では冬季は天候が不順なため、スコアのポストは11月15日で打ち切られ、来年は3月1日より再びポストが始まる。
今年の春、私のGHINは16.2で始まった。これは平均的なコースでは88.2でラウンドすることを意味している。それが7月1日には18.4に増えている。今年の春先、せっかくグリーンの近くまで2打で来ているのになぜかシャンクが出て、スコアを乱したことがよくあったせいだと思う。
その後シャンクは克服したがドライバーショットがやや不安定になり、いろいろ悩みながら改善したもののまだ完全には復調していない。そのため11月15日のGHINは17.5となっている。今年の初めは確か15.0を目標としたはずだか及ばなかった。
今年のベストスコアはホームコースでの86だったが、来年はもう少しティーショットを安定させ、90を切るラウンドが多くなるよう一層精進しよう。
わがやは何かにつけて家族みんなで集まって食事をすることが多い。11月1日にはわがやでディナーパーティー、9日には孫娘のバースディパーティで長男宅に集合、そして13日には行きつけのマーサーアイランドの日本料理屋はるこで鯛のお造りを囲んでのパーティーがあった。
実はしばらく前にはるこに行った際、オーナーと鯛がおいしいという話で盛り上がり、それならということで東京の魚河岸より1匹入れてもらった。洋子さんと二人でいただいたが、これが美味で鯛の好きな息子や娘たちにもご馳走してやりたい、という話からこのパーティーとなった。
鯛は両面ともお造りにしてもらい、一家揃っておいしいさかなを賞味した。皮は湯引きして大根おろしを添えて出してくれたが、酒呑みにはたまらない肴だ。頭と骨は持ち帰り、後日潮汁にするつもりだ。予想外だったのは孫息子で、日頃はハンバーガーやピザが大好きなのに鯛がとても気に入ったようだ。もっとも寿司も好きなのでやはり血筋だろうか。
それにしても便利な世の中だ。前もって依頼しておけば、鯛のおつくりがシアトルでも食べられるのはありがたい。
寿司など日本の食文化の海外進出によりまぐろは値上がりし規制も強化される傾向があり、いずれ中国で大量消費されて中トロなどはわれわれには縁遠くなってしまう恐れがある。おなじようなことが鯛について起こらないように、この魚がおいしいということは日本人だけの秘密にしておいた方が良いかもしれない。もっとも中国人は鯛を下等魚として扱うとか、また鯛のような淡白な味は外国人の好みとは異なるとも思えるのでそれほど心配する必要はないかもしれない。
歴史的に見ると日本の住宅は亜熱帯地域の住宅を原点としており、夏の蒸し暑い気候に対応することが基本で、外部からの通気を重視した構造となっていた。
現代の日本における快適な住宅としては寒い時期には暖房が、また暑い季節には冷房が必須となるが、折角暖冷房を行っても気密性や断熱性が低いと、住宅から屋外に熱が逃げて暖冷房の効果が期待出来ない。そのため省エネルギー住宅を目指した国土交通省は1999年の住宅品質確保促進諸法(通称は品確法)に住宅建材の断熱基準を定め、省エネルギー住宅の普及を促している。
住宅各部からの熱の放散を測るのに熱貫流率と呼ばれる尺度を使うが、これは室内外の温度差が摂氏1度の時、1 平方メートルの面積を貫流する熱量をワットの単位で示したものである。窓やドアの熱貫流率については北海道および東北北部3県では2.33、その他の東北と新潟、長野、栃木では3.49、沖縄を除く他の都府県では4.65、沖縄では6.51としている。この基準は寒冷地ではフランス、ドイツ、アメリカの中北部における基準と同等である。
窓の話4『ガラス』で既に述べたが、2003年の(財)建築環境・省エネルギー機構資料によれば、日本の在来型のモデル住宅では窓やガラス戸などの開口部からの冬の暖房中の熱損失は住宅全体の48%に達する。
従来広く使用されてきた1枚ガラスの窓では熱貫流率は約6ワットであるのに対し、ペアガラスの窓では約3 ワットまで低減する。すなわちペアガラスの窓を使用すれば、北海道および東北北部3県以外では省エネルギー住宅基準を満たす。窓の話6『ローイーガラス』で述べたように、ローイーコーティングを施したペアガラスでは、室内側からの輻射伝熱による熱貫流が大幅に削減されるため、熱貫流率は更に1.5ワット程度まで大幅に低減して北海道および東北北部3県の基準を満たし、断熱効果はきわめて高い。
なお、ここで述べている熱貫流率はガラスパネルそのものの数値であり、窓の中心部熱貫流率と呼ばれるものである。窓はガラスパネルをサッシュにはめ、このサッシュが窓枠に取付けられているため、窓全体の熱貫流率は窓枠の材質によって大きく変わる。熱を伝えにくい木製、塩化ビニル製、FRP製の窓では熱貫流率がガラスパネルそのものの数値よりやや低減する程度であるが、熱の良導体であるアルミ製の窓では窓全体の熱貫流率はガラスパネルの熱還流率よりも大きくなる。
参考までに言うと、品確法の省エネルギー住宅では外壁の熱貫流率については北海道および東北北部3県では0.35ワット、その他の地域では0.53ワットを基準値としており、ローイーコーティングを施したガラスパネルを使用したハイテク窓でも外壁の3倍以上の放熱があるため、断熱性だけの見地からは窓は少なく小さい方が良い住宅ということになる。しかしそれでは採光に問題を生じ、また外の美しい景色を楽しむことが出来なくなるので、断熱性のより高い高性能の窓を使って妥協することになる。
今日のNew York Times電子版によれば、中国政府がオスロにあるヨーロッパの複数の大使館に、外交ではもっとも高度なレベルの書簡であるデマルシュによってノーベル賞受賞式典をボイコットするよう働きかけているそうだ。またその書簡では、ノーベル平和賞を受賞した劉曉波氏を支持し祝福するような声明を発表しないよう圧力をかけているという。
中国は金融危機で大きな被害を受けたスペインやギリシャの国債や港湾施設を購入するなどして資金援助し、また胡錦涛主席は今週フランスを訪問しエアバス110機を中国の航空会社が購入することを正式に表明するなど、EU諸国は中国に対する経済的依存を深めており、一部の国は正面から中国にたてつくことが困難なようだ。
劉曉波氏は中国共産党が政治・経済・軍事・司法・情報などを独占していることをやめるよう提案した08憲章の起草者のひとりであり、中国共産党としてはこのような反共産党の動きを何としても阻止したいのであろう。
先月中ごろ、毛沢東主席の秘書であった李鋭氏など23名の中国共産党元幹部が、共産党中央宣伝部は言論や出版の自由をうたっている憲法35条を無視し、温家宝首相の政治改革発言さえも封じていることをやめるべきだ、とインターネットに発表したが、中国国民がこのようなメッセージを見る前に中央宣伝部は削除したことだろう。
言論や出版の自由を満喫出来る日本人は幸せだ。
今日のNew York Times電子版に、メイン州のMillinocketという州都ポートランドから300キロ以上離れた、人口2,000人のカナダ国境に近い豪雪地帯にある過疎の町の教育長が、地元の高校に中国人留学生を勧誘している記事が掲載されている。この教育長の計画によれば、年間$27,000の授業料と寮費で10人程度の中国人留学生を受け入れるとの事だ。
地元の高校には2000年には約1,000人の生徒が通っていたが、製紙会社が倒産したことで人口は半減し、現在は生徒数も500人程度となって学校運営が経済的に厳しくなり、中産階級の中国人なら子弟の教育にこの程度の投資をいとわないだろうという中国に詳しいコンサルタントの助言により、中国人生徒を勧誘することにしたようだ。教育長は1週間の予定で北京、上海などに勧誘の旅に出発した。
既にアメリカの私立高校では多くの中国人留学生が学んでいるが、最も近い映画館やショッピングモールまで1時間もかかる寒村にある、設備も時代遅れの公立高校の魅力として、教育長はすぐそばにメイン州の最高峰があるので登山が出来、ハンティング、フィッシング、スノースポーツにも適していると強調するものの、留学する中国人生徒がどれくらいいるか興味深い実験だ。
この記事を読んで如何にも現代の経済情勢を反映していると思った。一昔前なら中国ではなく日本からの留学生を募集したのではないかと思う。日本の国際的評価が高くないことを示しているように思える。
中国の未来を担う若者がアメリカに留学して、中国政府の行っていることや言っていることが国際的にどう評価されているのかを知る点では良い企画と言えなくもない。
今日は気温が15度程度、朝のうちは雨、その後降ったりやんだりの雨模様であったが土曜定例ゴルフをラウンドした。
前半は2パー、2ダブルボギーで45、後半は5パー、1ダブルボギーで41、合計86は最近ご無沙汰の好スコアだ。他のメンバーも39/37、41/39、46/50で皆好スコア。ゴルフは天候には無関係であることを示すようなラウンドだ。
今日はドライバーが比較的良かったことと、最近手に入れたロフト58度、バウンス8度、レーザーによるグルーブのClevelandサンドウェッジによる寄せがうまくいったのが勝因だ。特に16番パー5では4打目がグリーンをややオーバーしたが、返しの寄せがチップインしてパーであがれたことも大きい。
今日はことさらに19番ホールでのビールが美味く感じられる。
日本の兄の家でたくさん花柚子が採れた、との知らせで今年はじめに発心したわがやの柚子プロジェクト。入手するに当たりいろいろと曲折があったが8月に最初の木を入手したことは以前のブログルに書いた。
秋も日一日と深まり、わがやに到着した時は緑色だった柚子がだいぶ黄色く色付いてきた。いつまでも実をつけたままにすると来年の収穫が少なくなる、との情報もあり、数日のうちに収穫して柚子大根にして味わってみよう。
洋子さんは収穫後、日当たりの良い風の強くない場所を選んで庭に植え替えたほうが良いのではないか、との意見だが、シアトルでは冬に気温が−10℃程度まで下がることがあるので、柚子がいくら寒さに強いかんきつ類とはいえ少し心配だ。もう少し調べて鉢植えのまま育てることも考えてみよう。
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