ジブリ映画シリーズの最終回「かぐや姫」をベルビューリンカーンスクエアに観に行きました。
竹取の翁から見つけ出された竹から生まれたかぐや姫。
成長するにつれ麗しい姫となるものの帝との結婚も断る。
やがて月からの使者に迎えられ、故郷の月へと帰って行くのがラストシーン。
そんなストーリーは幼少時から聞いて知っていたのですが、ジブリさん、これを深掘りしてくれていました。
竹取の翁は、竹から見つけ出された黄金を使ってかぐや姫の教育のために、都へ引っ越すことを決意。そこでは豪勢な邸宅と食事、そして綺麗な衣装に姫も心奪われていきます。
しかしかぐや姫に与えられた賜物、彼女の本心はそこにはなかった。捨て丸を始め地元の子供たちと野山を駆け回った子供時代。
鳥、虫、獣と戯れ、春夏秋冬の移ろいを肌で感じる生活が彼女を活かすものだったのです。
彼女がそれに気づいたときには、すでに都での生活に耐えられずにSOSサインを月に発信していて、月に帰らねばならない運命にありました。
月での生活は都以上に豪華で何不自由なく豊かなものですが、そこには喜怒哀楽や生活感のないものです。一旦月の衣装を羽織ったならば、地上での生活のすべてを忘れ去らせると言う過酷なものでした。
人が生きるってどういうこと?
便利さや豊かさを求めて失ったものはないか?
子供に与えられている賜物と使命が親の期待や願望と異なっていないか? 自らの思い込みで幸せを押し付けてないか?
人はどういう時に幸せを感じるのか?持っているモノか、与えられている関係か?
映画館の外では恒例のスノーフレイクのショーがメイン通りを通行止めにして行われていました。スピーカーからの大音響、人々の熱狂と華やかなダンス。
西洋文明最先端の艶やかさよりも、平安の昔の里山の素朴な風景に憧れてしまった宵でした。
日本にはまだ外国人実習生を受け入れる制度が整備されていません。
良い実習先もあるでしょう。
しかしこのような奴隷的搾取ビジネスがまかり通っているため、失踪が絶えないのが現実です。
このままでは日本はアジアの国々から嫌われ者になってしまいます。
「こうして、元実習生は職を、偽造カードを作る犯罪グループは金を、企業は安価な労働力を、得るという “失踪ビジネス” が成り立つ実態」
「なぜ」って分かるでしょ。
安倍政権に忖度しなくてはいけませんから。
https://togetter.com/li/1441917
最近始めたTwitterでこんな名言を見つけました。
確かにこの10の項目が実行できたら、くよくよすることもないのではと思います。
私自身に欠けているのは、
「捨てる勇気を持つ」ということや「失敗を引きずらない」と言うあたりかな?
それがなかなかできないんだぁと言って引きずり出したら、これまた元の木阿弥。
もう一つ忘れてはならない座標軸があります。
それはこのような欠けのある人間だけれども、
大いなる方は私をここまで支えて運んできてくださったんだ、という事実
そして、これからもそうして下さると確信できること。
"ヤコブの家よ、わたしに聞け。イスラエルの家のすべての残りの者よ。胎内にいたときから担がれ、生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す。"
イザヤ書 46章3~4節
サンフランシスコの日本人街は活気があります。
つい数年前と比べてざっと見て3分の1から下手すると倍程の集客があるように見受けられます。クリスマス直前の週末だからでしょうか。
78年前の12月はパールハーバーによる日米開戦の時でした。
翌年の2月には大統領令が発令されて西海岸に住むすべての日本人日系人は強制収容所に収監されました。
人の一生ほどの時間しか経ていないのに、この変わり様は如何なるものでしょうか。「平和の塔」と名付けられている五重塔が、これからも二国間の友好関係を象徴するものでありますように。
カリフォルニア・ウオルナッツクリークにあるお気に入りのタイレストランでランチ。クリスマス時期になるとこの店はクッキーの詰め合わせなどのプレゼントしてくれる。
1時間ほどの所用を終えて建物を出てすぐ歩き出したところで、気がついたことがあった。
「あれ、どこに車を停めたんだっけ?」
右に行って良いのか、左に行って良いものか、さっぱりわからない。目の前の道路を車で走ったことは確か。そこまでの経路を思い出そうとする。
右のような気がして歩きながらリモコンキーの開錠ボタンを押す。近くにあればテールランプが光ってくれるはず。
2ブロックほど進んで気がついた。
あの時、左に行くべきだったんだ。
来た道を引き返しながら、これって徘徊老人の始まりなのかなぁ、とやや不安になる。こんな事は初めてだった。
iPhoneマップには車を降りた地点を地図上に示す時が度々ある。
どうするとそのような設定になるのか、IT音痴の私にはわからない。
ところで、
たとい痴呆が進んで認知能力が衰えたとしても、大いなる方のスピリットが指し示す道を捉える霊性は失いたくはない。
生活の細々としたところ、また将来の進路を決する判断をし続けるのが私どもの生涯ですが、そのすべてにスピリットが示す道を選んだなら間違いない。
"あなたが右に行くにも左に行くにも、うしろから「これが道だ。これに歩め」と言うことばを、あなたの耳は聞く。"
イザヤ書 30章21節
Sacramentoに来たときに必ず寄るのがミクニ・レストラン。
カリフォルニアでベストな日本食レストランに毎年選出されている老舗でサクラメント界隈に8店舗ほど展開している。
初日の火曜日はこうしてテーブル席が空いていてご馳走にありつけた。翌日の水曜日は午後6時ごろだと言うのにもうどこも満席。
1人テーブル席でも15分ほど待たねばならないと言われる。
このレストランの特徴はシェフやサーバー全ての人が、生き生きと自発的に楽しそうに働いているところ。
創業した荒井牧師夫妻と受け継いだ3人の子供さん達のキャラクターがよく現れているのだと思う。
CEOの太郎さんはいつ来てもレストランにはほとんどいない。
ゴルフやバスケの試合に行ったり、テレビ出演していたり、旅行していたり、、、
遊ぶのも仕事も境目がつかないんだと思う。
そんな特徴が従業員の一人ひとりにも感じられる。
安倍政権のグローバル化政策によって大企業•大株主が取得している利益が日本国内には蓄積されずに世界に流出しているところに肝があります。
日本最大の大企業はトヨタ自動車ですが、その工場は今や米国やメキシコにあります。そこのからの利益は日本国内には還元されていません。
そしてこれら大企業の株主は配当金で潤っていますが、その多くは外国人です。つまり日本国内はスカスカ状態。
財閥企業数社によって国の産業が保たれている韓国は、そのさらに極端な例でしょう。中小企業が十分に利益を生み出さない状況の中にあって最低賃金だけを上げてしまえばその会社は立ち行かなくなってしまいます。
れいわ新選組は最低賃金1500円を保障政策として掲げていますが、それのできない中小企業に対しては国が足りない分を補填するとしています。
最低賃金で暮らしている方々の給与上昇分はそのほとんどが消費に回されていきます。それにより企業の業績を上げて経済が回っていきます。
裕福層がさらに富を蓄えてもそれは株や土地への投資に回すだけで何らGDPに貢献しません。
この日の出発は早朝の5時。
いつもより1時間早いためかシータック空港は人気がない。
保安検査場を行列なしでそのまま先頭に住めるのは気分が良い。
たった1時間違うだけでこんなにも様相が異なるんだ、と新たな発見。1時間後にはそこが数百人の行列となる。
機内もガラガラで1人に3座席1列のスペースが空いているとアナウンスされていた。
そんなことも予想して枕を持参したのは正解だった。
横になってスヤスヤと眠らせていただいた。
雲の上を寝ているんだよなぁ。
毎週恒例のグランマとの夕食。
今日はクリスマス仕様のディナーでした。
メニューはいつもと変わりないものでしたが、
クリスマスキャロルを合唱してくださっている男女四人組が、食事の間中歌い続けてくださっていました。
宗教とは無縁の養老ホームではあるのですが、歌うキャロルは全てクリスマスに関するもの。御子イエスの聖誕を祝う内容です。
歌や人々が交わす挨拶の言葉、そこから醸成される雰囲気に優ってキリスト教の浸透している社会だと感心したことをお伝えします。
グランマ曰く、今週の木曜日はこうした毎日の夕食サービスはお休みとのこと。その日の夕食は外注のサービスのより、ここのキッチンワーカーやウエイトレスなどが食事を振舞われるのだそうです。
キッチン関係者のみならず、清掃係や設備維持関連のスタッフ、このホームで働く全ての関係者が招かれて食事をするのだそうです。
彼らの働きへの感謝の夕食ですからもちろん無料。
彼らへの感謝金として毎年入居者による自由な献金を募るのですが、今年は約7万ドル(770万円程)が集まったそうです。
正確な職員数は知りません。40-50人ほど?
入居者が約100名として1世帯当たり1000ドル(11万円)ほどを捧げるとこの額に達するのだそうです。
この7万ドルの分配方法を聞いて深く感銘を受けました。
正社員やパート、見習い学生やマネージャーなどのポジションの上下に関わらずに、年間の総労働時間がたった一つの要因となってボーナスの金額が各自に査定されるのだそうです。どんな上の立場の人でも10時間働いたら10のボーナス。若い学生さんが100時間働いたら100のボーナスと言うわけです。
すみませんが、どうしても日本社会と比較してしまうのですよね。
日本の全労働者の4割は非正規雇用です。正規職員と全く同じ労働内容、時間であってもボーナスは支給されません。社会保障もしかりです。こうなると日本は階級社会と言えそうです。
大手製造業社員の平均ボーナスがざっくり100万円とか報道されたのは数週間前のこと。ボーナスゼロの人がこれを聞いたらどんな気分になることでしょう。
私自身はボーナスをもらえませんが、そんな日本にいなくて良かったと感じてしまいます。
かつて荒野でイスラエル人が天からのマナによって養われた時、一人ひとり公平に分配されたと聖書にはあります。
"そこで、イスラエルの子らはそのとおりにした。ある者はたくさん、ある者は少しだけ集めた。
彼らが、何オメルあるかそれを量ってみると、たくさん集めた人にも余ることはなく、少しだけ集めた人にも足りないことはなかった。自分が食べる分に応じて集めたのである。"
出エジプト記 16章17~18節
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