2019年10大ニュース〜国際編
12月
25日
高橋京太が独断で選ぶ2019年日本⑸と世界⑸の10大ニュース。
まずは世界の5大ニュースから。
=は、高橋のコメントです。
⑴米中世界覇権戦争の表面化
米国は中国製品の輸入品に対し第4弾の関税を発動。
=これは単なる貿易不均衡をめぐる経済摩擦ではなく、世界の覇権を誰が握るかと言う銃弾を交えない戦争である。すでに戦争が始まっていると言う認識が日本の指導部にはない。中国に寄り添うと言う事は同盟国の裏切りであると米国には見える。習近平を国賓で招くと言う事は、かつて日独伊3国同盟を結んだのと同様な誤りとなる。この覇権戦争は米国が勝利するのであるから。
=中国の少数民族や反体制分子に対する粛清の表面化。
ウイグル人に対する百万人規模の強制収容や新興宗教団体への臓器移植のための人間狩り。これらがようやくBBC放送などの西側メディアによって世界に広められた。
=人道に対する犯罪を行う中共の習近平を日本が国賓として招く過ちを犯してはならない。米国を裏切るなと言う点だけではない。
人権尊重と言う普遍的な価値観を日本は世界に発信して良いはずです。
⑶香港での学生らの大規模デモ
年若い多くの学生が自殺と見せかけられた処刑や逮捕、誘拐などの被害にあっている。背後に中国の警察力の介入があると疑われている。
=中国が核心的利益と位置づけている地域には妥協のない介入をしてくる。香港、台湾、尖閣諸島。その向こうには沖縄がある。沖縄の領有権は自らにあると中国は正式表明している。現在は多くの国からの圧力があるので日本には甘い顔を見せて擦り寄ってくる。それは1時のパフォーマンスに過ぎないことを知らなくてはならない。中国は尖閣諸島や沖縄を諦める気はないのである。
⑷米国FRBがリーマンショック後の10年ぶりとなる利下げを敢行。
米国だけが利上げモードにあったが、これで全ての先進国は金融緩和からの出口戦略が不透明となった。
=トランプ大統領になって良かったと思える点の1つ。FRBにあからさまに介入するガキ大将は彼しかいないと思う。庶民にとっては助かる。
⑸トルコがシリア北部のクルド人勢力を攻撃
米軍がシリア北部からの撤退に合わせたトルコの侵攻でクルド難民が多数発生している。
=聖書の予言する終末の様相に世界は近ずいている。
艱難時代の到来する前に中東イスラエルでのロシアの存在感がいよいよ大きくなる。やがてイスラエルにある資源を求めてロシアはイランとトルコを従えてイスラエルに侵攻するが、天変地異によって1日で滅ぼされる。エゼキエル38章。近代に入ってロシアとトルコは5回も戦争を繰り返しているが、昨今は大接近している。これにイランが加わって反イスラエル米国同盟を結成している。