ダウ平均株価(9月5日)終値4万0755ドル75セント
9月
6日
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米労働市場の減速感が強まっている中、景気の先行きへの警戒感から売りが出ていますが、主力ハイテク株の一部には買いが入っており、相場を支えています。
5日朝発表の8月のADP全米雇用リポートは非農業部門の雇用者数が前月比で9万9000人増と、市場予想(14万人増)には届きませんでした。4〜6月期の雇用コスト指数(改定値)は前期比(0.4%上昇)に下方修正され、市場予想(0.8%上昇)を下回りました。一方、週間の新規失業保険申請件数は22万7000件と、市場予想(22万9000件)に届いていません。
ADP統計が市場予想を下回ったことを受け、市場では「6日発表の8月の米雇用統計も市場予想から下振れする可能性がある」とみられ、労働市場が想定以上に減速しているとの懸念は株売りに流れています。
ダウ平均株価は上昇する場面もあり、米連邦準備理事会(FRB)が9月から利下げを始め、米景気を支えるとの見方は根強くあります。5日の米株式市場ではこのところ下げが目立っていた主力ハイテク株に買いが戻っており、指数を支えているようです。
ダウ平均株価は、前日比219ドル22セント(0.54%)安の4万0755ドル75セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比43.36ポイント(0.25%)高の1万7127.66でした。
S&P500種株価指数は、前日比16.66ポイント (0.30%)安の5503.41でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比43.36ポイント(0.25%)高の1万7127.66でした。
S&P500種株価指数は、前日比16.66ポイント (0.30%)安の5503.41でした。