熊本地震で被災した熊本城大天守(6階建て)の石垣が復旧し、熊本市は27日、報道陣に公開しています。敵の侵入を防ぐため、上に行くほど角度が急になる「武者返し」と呼ばれる美しい曲線が復活しています。
2016(平成28)年4月14日の熊本地震では、大天守で791個の石が崩れました。できる限り元の石で積み直したが、割れるなどして使えなくなった約120個については、石工が新たに作り直した。年明けからは、隣の小天守の石垣で約2400個の石を積み直す作業がすすめられます。
熊本市はラグビーワールドカップの試合が熊本で開かれる(2019年10月6日・10月13日)に合わせ、2019年10月5日から、大天守近くまで立ち寄れるようにして限定的に公開する予定です。2020年春ごろから復旧完了までは、18億円かけて整備する専用通路で見学できるようになります。
< 神戸市兵庫区のミナイチ跡地に建つビルの完成予想図(画像:和田興産)
兵庫県は、県内の商店街と周辺の住宅地を活性化させる「まちなか再生事業」の第1号として、神戸市兵庫区の東山・ミナイチ区域を認定しました。
商店と市営住宅が同居していた古いビルの建て替えなどが決まっており、ビルから近隣商店街への引っ越し費用や施設整備費などの一部を、県は神戸市などと補助します。
「まちなか再生事業」は兵庫県が2015年度に始めた事業。商店街再生を目指す市町は、県に申し出てモデル区域の指定を受け、民間の再生協議会を設立し、計画を策定する。県が事業として認定すれば、市町などと支援する。
東山商店街は、同区東山町周辺にあり、約130店舗のうち約1割が空き店舗になっています。
「ミナイチ」は、湊川協同組合の愛称で、地下1階地上10階建てビルの下層階で約40店が営業。ビル老朽化に伴い、3階以上にあった市営住宅は廃止され、ミナイチは2019年3月に営業を終えまう。高齢の店主の多くは廃業を検討。跡地には和田興産(神戸市中央区)が、2022年に14階建てマンションを建設し、1階に商店のスペースが設けられる計画です。
< 「ヴィアイン京都駅八条口」完成予想図(画像:JR西日本デイリーサービスネット) >
JR西日本のグループ会社、JR西日本デイリーサービスネット(兵庫県尼崎市)は18日、京都市南区のJR京都駅南側に計468室の宿泊特化型ホテル「ヴィアイン京都駅八条口」を来年5月30日に開業すると発表しています。
地上10階建てで延べ床面積約1万4100平方メートル。宿泊料金は1室2万520円から。京都駅から徒歩約2分という好立地を生かしてビジネス客や訪日客の利用を見込んでいます。
内装には、ベッドのヘッドボードに白生地製造卸の伊と幸(中京区)が開発した絹ガラスを用いる。墨色に染めた絹地に金箔(きんぱく)で意匠を施し、ガラスに封入した工芸品で和の雰囲気を演出し、差別化を図る。
同グループは、同ホテル近くに計432室の「ホテルヴィスキオ京都byグランヴィア」を同じ来年5月30日に開業します.
世界最大475ホテルのホテルネットワークを展開するアパグループが、神戸エリア2棟目、兵庫県内で3棟目となる直営ホテル「アパホテル(神戸三宮駅前〉」(中央区下山手通2-11-12)を、2020年1月に開業します。
同ホテルは生田神社西側、東急ハンズ三宮店の裏側に近接し、東門街や元町などの繁華街からも近い場所に開業。また、ビジネスやレジャーにも便利な立地となっています。
神戸に複数のホテルを進出させているのはこれまで東急REI、東横イン、サンルート、クラウンパレス/パールシティのみでしたが、アパ、ルミナス、神戸プラザホテル、リブマックス等が次々と二軒目を計画中です。
< ルサイル競技場完成イメージ図 >
サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会で開幕戦と決勝が行われる予定のルサイル競技場の建設現場が、報道陣に公開されました。
8万席を有し、場内気温を大幅に下げられる冷房システムを導入した画期的な設計。2020年完成予定で、現在はメインスタンド客席などの建設が進んでいます。
同日には、中東の伝統的なデザインで黄金の外壁を持つ同競技場の完成図も公表されています。
ルサイルは首都ドーハの北約15キロの都市で、計画では競技場近くまで地下鉄が開通する予定です。W杯後は客席を解体し、競技場一帯は学校や商業施設が集まる地域社会の拠点に生まれ変わる計画です。
< 同社最大の工場のイメージ (画像:同社) >
老舗化粧品メーカーのナリス化粧品(大阪市)は10日、兵庫県三木市に同社最大の工場を新設すると発表しています。
投資額は約60億円で、2019年5月の稼働を目指しまっす。化粧水や、日焼け止めなど外国人向けの越境EC(電子商取引)で人気の高い化粧品を製造する。生産体制を強化し、国内外で安定した供給を目指します。
新工場は兵庫県三木市で稼働している工場に隣接する土地に建設されます。生産エリアの面積は約5000平方メートル。同社は「拭き取り」と呼ばれる手法を用いた化粧水の国内シェア16%を占める最大手。2018年3月期の売上高は241億円。
阪神電気鉄道は10日、武庫川女子大学(兵庫県西宮市)と包括連携協定を結んでいます。鳴尾駅(西宮市)周辺の線路の高架下に講義室やカフェなどを整備します。高架下のスペースに大学施設が入居する事例は珍しいとのこと。
武庫川女子大は2019年9月、同駅東側の高架下スペース約700平方メートルに講義室やカフェなどを開設します。
駐輪場を挟んださらに東側の約700平方メートルのスペースには、2019年11月にジムやセミナールームなどを設ける予定です。
大学の敷地を拡大するのは難しく、空いた高架下のスペースを有効利用したい電鉄側との利害が一致したのでしょう。
昨日、「中部日本ビルディング」 の建て替え工事を取り上げましたが、建て替えの完成予想図が入手できました。
中日新聞社は2018年12月6日に、名古屋・栄地区の中部日本ビルディング(中日ビル)を来年度から解体し、高さ約170mの超高層ビルを建設すると発表しています。
新ビルは、ホテル、オフィス、商業テナントで構成された複合ビルで、2024年度の開業を見込んでいるとの事です。
新ビルはに、地上31階、地下4階、延べ床面積は11.3万㎡のビルとなります。敷地面積は約6800㎡で、現在の容積率は948%ですが、名古屋市の「都市再生特別地区」の指定を受ける事で1470%に緩和される見込みです。
中日新聞社は6日、名古屋・栄地区の中部日本ビルディング(中日ビル)を来年度から解体し、高さ約170メートルの超高層ビルを建設すると発表しています。ホテル、オフィス、商業テナントを備え、2024年度の開業を目指しています。事業費は非公表。
「名古屋テレビ塔」(180メートル)に匹敵する高さの新ビルは地上31階、地下4階建て。敷地面積は約6800平方メートルで、延べ床面積は約11万3千平方メートル。多目的ホールも入る予定です。
今後、名古屋市に「都市再生特別地区」の指定を申請します。認められると、ビルの容積率(上限)は現在の948%から1470%になり、高層化が可能になります。市によると、名駅地区のミッドランドスクエア(1420%)を超え、市内で最も容積率の高い案件になるとか。
栄では近年、再開発計画が相次ぐ。市は栄交差点北東の所有地(栄角地)を売却する方針で、大丸松坂屋百貨店などが高層ビルを24年度にも開業させる方向です。向かいの土地では、大丸松坂屋が新しい商業施設をつくり、20年に開業予定。今年6月末で閉店した 丸栄 も、親会社の興和が跡地に複合商業施設を建設します。
< 「セトレならまち」(画像:ホロニック) >
ホテル経営のホロニック(神戸市東灘区)は12月5日、奈良・猿沢池のほとりに。「セトレ」ブランドの5軒目となるホテル「セトレならまち」(奈良市高畑町1118)を開業します。
地元の「吉田屋旅館」(奈良市)が別館の跡地約1210平方メートルに建設し、ホロニックが運営します。鉄骨4階建てで、延べ床面積約1990平方メートル。客室は32室。宿泊料金は1泊2食付き2万8千円から。
建物外観や客室、家具に吉野杉やヒノキを使い、レストランの食材も大和野菜や大和牛を採用するなど奈良にこだわっています。
地元の職人などと交流できる場を設け、国内外の旅行客だけでなく、地域の住民らも利用できるイベントなども開催する計画が予定されています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ