出向くたびに、何がしかの新しい肴のメニューが目につきますので、選ぶのが大変です。
いつも量の少なめの 「小松菜のナムル」 や 「甘とうがらし炒め」 ・ 「焼きアジのなます」 などの一品を口切りとして、貼り出されているその日のおすすめを眺めては、二品目の肴を思案しています。
今宵は久しぶりに、「牛モツ塩煮込み(小)」(200円)を口切りとしました。
「牛モツ煮込み」は味噌や醤油味が多いのですが、あっさりとした塩味がビールと良く合い、おいしくいただきました。
10月10日から13日にかけて【しゅう】の<大将>と<女将>さんは上海に旅行、お土産として 「鴨肫肝」 をいただきました。
上海名物といえば「小龍包」や「上海蟹」などがすぐに思いつきますが、「上海炒麺(やきそば)」も忘れてはいけません。
料理好きの<大将>らしく上海でも中国醤油(老抽)を購入、今宵「上海やきそば」(200円)の味付けに使われていました。
上海には2008年に国の無形文化財に指定された「銭刀隆醤油」があり、日本の醤油に比べて濃い感じですが塩分は低く、砂糖が最初から調合されています。
甘辛い味わいの「上海やきそば」、口当たりも良くおいしくいただきました。
<明石蛸>は「立って歩く」と言われているほど身がしまりがよく、「カニ」を餌としていますので味も良く、最上の<マダコ>だとおもいます。
晩秋から春にかけてが味が良いとされていますが、ほぼ一年中美味しく食べれ、明石では<春タコ・夏タコ(麦わらタコ)・寒タコ>と呼び分けていますが、産卵後の休漁期の秋が付いた<蛸>の呼び名はありません。
市場などでは<オス>・<メス>の表示が付けられずに売られていますが、<オス>の吸盤は大小があり雑然と並んでいますが、<メス>は同じ大きさの吸盤が整然と二列にならび、いただいた「明石たこぶつ」(250円)は<メス>でした。
<メスの方が身の繊維が細かいために柔らかく、<オス>は身が締まっているので歯ごたえがありますが、吸盤は<オス>の方が柔らかく、<メス>の方がコリコリとしています。
グラタン好きとしては、おいしくいただけました【POMPADOUR(ポンパドウル)】の「カニグラタン」(194円)です。
ベジャメルソースの中に、<カニ>と<キノコ>が小さく刻まれた具材が入り、焼き上げられています。
粘り気のあるグラタンですのでパンより滑り落ちることなく、いい塩梅に水分調整がされていて、最後までおいしくいただけました。
聞きなれないベーカリー名でしたので、調べますと本社は広島県広島市南区比治山本町において1948(昭和23)年8月に創業、この「石窯ローストビーフサラダ」は岡山工場の製品でした。
パッケージのシールに「おかげさまで10th anniversary」のロゴがあり、遠赤外線で焼いた「石窯パン」を、2005年から販売しています。
「ライ麦ブレッド」を使用したサンドイッチで、サラダと名称にあるだけに、サイコロ大の<ポテト>、<ローストビーフ・グリーンリーフ・レッドャベツ・オニオンマリネ>が挟み込まれ、「赤ワイン」と「黒胡椒・わさび」を混ぜたソースが使われていました。
<ポテト>の食感と多彩な具材の味が混ざり合い、あっさりといただけたサンドイッチは、225キロカロリーでした。
今年の「山陰ズワイガニ」の解禁日は11月6日(金)ですが、初値がいくらぐらいになるのか、興味が尽きません。
今宵の【やす】での突出しは、「カニカマともやしの酢の物」です。
<カニカマ>は1972(昭和47)年、石川県七尾市の水産加工メーカー<スギヨ>が開発した製品で、当時は「まがいものだ」との意見もありましたが、大量製造できる機会の発明と共に瞬く間に普及、インスタントラーメンやレトルトカレーと並ぶ戦後の食品三大発明とまで言われています。
今年も「ズワイガニ」が口に入るかどうか微妙なところですが、<カニカマボコ>で我慢かなと思いながら、瓶ビールを呑んでおりました。
蒸し器で仕上げますので、一度に何人前かずつの注文方法でした「女将特製のシューマイ」(280円)です。
大きな形で挽き肉もたっぷりとつまり、丁寧に<グリーンピース>がのせられています。
醤油派のひともおられるようですが、わたしはソース派で、練り辛子と一緒にアツアツで食べ応えのある「シューマイ」、ビール共々おいしくいただきました。
先週は 「甘とうがらし炒め」 がありましたが、今宵は「ピーマンとじゃこの炒め煮」(150円)で口切りです。
<甘とうがらし>と同様に、<ピーマン>もナス科トウガラシ属の「甘味種」の一年草で、一般的に販売されているモノは、明治時代にアメリカから輸入されたイスパニア種を品種改良したモノです。
「鷹の爪」が入り、ピリ辛味の味付けで、<じゃこ>の歯ごたえとともに、おいしくいただきました。
辛子明太子を使用した調理パンも多く、大きなベーカリーでは必ず置いてあります。
<Afternoon Tea>では 「ポテトと明太子のフィカッチャ」、スーパーライフの<小麦の郷>では 「湯種明太子ロール」、<イスズベーカリー>では 「明太フランス」 などがありました。
今回は、【Roggen Meyer(ローゲンマイヤー)】の「博多明太フランス」(205円)です。
歯ごたえのあるフランスパンですので、口の中でよく咀嚼しますと明太子の味が口の中に広がり、バター風味と共にいい塩梅でした。
「たこ焼き」は大阪を発祥の地として、関西では粉もん料理として「お好み焼き」共々欠かせない一品です。
今宵は冷凍たこ焼きを用いた、「揚げたこ焼き」(250円)がビールの肴です。
神戸では「たこ焼き」にソースを塗り、出汁をかける「神戸たこ焼き」という食べ方が一般的ですが、最近はソースとマヨネーズが流行りのようで、残念に眺めています。
ソースが出汁の中に溶け込み、少しソースの酸味を感じる微妙な味わいが醍醐味なんですが、「神戸たこ焼き」を出すお店が少なくなりつつあるようです。
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