ダウ平均株価(7月16日)終値4万4254ドル78セント
7月
17日
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。朝発表の米物価指標がインフレの鈍化を示し、株式相場の追い風となっています。決算発表をした銘柄の一部にも買いが入り、相場を支えています。
朝発表の6月の米卸売物価指数(PPI)は、前月比の上昇率が横ばいと、市場予想(0.2%)を下回りました。市場では、ディスインフレが続いていることを示したと受け止められています。米長期金利が前日に一時およそ1カ月ぶりの高水準をつけた後、16日は上昇が一服していることも株買いを支えています。
ダウ平均株価の構成銘柄では、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の上昇が目立ちます。16日発表の2025年4〜6月期決算では売上高と特別項目を除く1株利益が市場予想を上回りました。2025年12月期通期の収益見通しも上方修正し、好感した買いが集まっています。
ゴールドマン・サックスはもみ合っています。16日に発表しました2025年4〜6月期決算では、事業会社の売上高にあたる純営業収益や1株利益が市場予想を上回りました。半面、富裕層向け事業の純営業収益が市場予想に届かなかったことは重荷となっています。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、四半期決算を発表したモルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカは軟調に推移しています。
オランダの半導体製造装置ASMLホールディングが安く、16日発表しました4〜6月期決算と併せて、2026年の成長見通しを示しませんでした。マクロ環境と地政学的状況の不確実性が高まっていることが背景にあるといい、他の半導体装置株や半導体株に売りが波及しています。
ダウ平均株価は、前日比231ドル49セント(0.53%)高の4万4254ドル78セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比52.69ポイント(0.25%)高の2万0730.49で終え、(7月15日)の「2万0677.80」に続き3連日で最高値を更新しています
S&P500種株価指数は、前日比19.94ポイント (0.32%)高の6263.70で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比52.69ポイント(0.25%)高の2万0730.49で終え、(7月15日)の「2万0677.80」に続き3連日で最高値を更新しています
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