21日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前営業日比138円54銭(0.37%)高の3万7890円42銭でした。朝安後は外国為替市場で円相場が対ドルで上げ幅を縮めるなか、日経平均は一時200円を超えて上昇でした。買い一巡後は戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが出て、指数の上値を抑えています。
総務省が朝方に発表しました2月の全国消費者物価指数(CPI)の結果を受け、
円相場は「1ドル=148円59銭」付近まで上昇しましたが、その後は上げ幅を縮めています。日銀による早期の追加利上げの可能性が意識されたことで国内の長期金利が上昇するなか、利ざや改善の思惑から銀行株の上げが目立ちました。三菱UFJは連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新するなど、メガバンクがそろって上昇でした。
終値は、前営業日(3月19日)比74円82銭(0.20%)安の3万7677円06銭で終えています。