2月の全米雇用報告「7万7千人増」@米ADPリサーチ・インスティテュート
3月
6日
米ADPリサーチ・インスティテュートが、5日発表しました2月の全米雇用報告によりますと、民間部門雇用者数は「7万7000人増加」でした。伸びは大幅に鈍化し、7カ月ぶりの低水準となりました。市場予想は(14万8千人増)でした。
1月分は(18万3000人増)から(18万6000人増)に上方修正された。
ADPリサーチ・インスティテュートは、米政権の政策の不確実性と消費者支出の減速が解雇や雇用の鈍化につながった可能性がある指摘しています。「最近発表された他の指標を踏まえると、今後の経済情勢を見極める中、雇用主が採用をためらっていることが分かる」としています。
業種別では、商業・運輸、医療、教育、情報の各部門で減少した一方、建設業が2万6000人、製造業が1万8000人、レジャー・接客業が4万1000人、それぞれ増加しています。
転職者の賃金は前年比(6.7%上昇)。1月は(6.8%上昇)でした。在職者の賃金は前年比(4.7%上昇)と横ばいでした。
2月の米雇用統計は7日に発表されます。調査によりますと、非農業部門雇用者数は(16万人増)、失業率は(4.0%)と予想されています。