「1ドル=150円93銭~150円94銭」
3月
3日
3日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。8時30分時点は「1ドル=151円00〜02銭」と前週末の17時時点と比べて57銭の円安・ドル高でした。前週に円相場が一時「1ドル=148円台半ば」と約4カ月ぶりの高値をつけていたため、利益確定や持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢となっています。
前週末には米株式相場が反発し、週明けの東京株式市場では日経平均株価も上昇して始まるとみられています。米景気不安を背景にした日米の株安が一服し、投資家心理の悪化が避けられているのも「低リスク通貨」とされる円の売りを促しました。
もっとも、円相場の下値を探る動きは鈍く、<トランプ米政権>は4日からカナダやメキシコに対する関税や中国への追加関税を課します。28日に発表された1月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比の伸び率が前月から縮小し、米国のインフレへの過度な警戒感が後退したのも円買い・ドル売りを誘いました。