『ケナは韓国が嫌いで』@<チャン・ゴンジェ>監督
3月
2日
現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを感じる女性が新たな人生を模索する姿を描いた『ケナは韓国が嫌いで』が、2025年3月7日より公開されます。
韓国の小説家<チャン・ガンミョン>が、2015年に発表しました小説『韓国が嫌いで』を原作に、『ひと夏のファンタジア』の<チャン・ゴンジェ>が監督・脚本を手がけ、韓国の若者たちが直面している現実を描いています。
ソウル郊外の小さな団地で両親や妹と暮らす28歳の「ケナ」は、大学卒業後に就職した金融会社に片道2時間かけて通勤しています。学生時代からの恋人「ジミョン」は自分が就職したら「ケナ」を養うと言いますが、「ケナ」はそんな彼に苛立ちを募らせていきます。しかし「ケナ」の母は、裕福な家庭で育った「ジミョン」が娘と結婚することを望んでいました。
一方、「ケナ」たちが住む団地は老朽化のため再開発が予定されており、母は転居先の購入費用も「ケナ」に頼ろうとしています。このままでは幸せになれないと感じた「ケナ」は、すべてを手放してニュージーランドへの移住を決意します。
『グエムル 漢江の怪物』の<コ・アソン>が主演「ケナ」を演じ、「ジミョン」に<キム・ウギョム>、テレビドラマ『スロウトレイン』の<チュ・ジョンヒョク>が「ジェイン」役で、共演しています。