「1ドル=152円62銭~152円63銭」(2月6日)
2月
6日
6日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続伸でした。17時時点では前日の同時点に比べ83銭円高・ドル安の「1ドル=152円50〜51銭」で推移しています。
午前中には一時「1ドル=151円81銭」近辺と昨年12月中旬以来となる水準まで上昇でした。日銀の<田村直樹審議委員>の発言を受けて、早期の追加利上げに対する思惑が広がりました。5日発表の米景気指標が市場予想を下回り、同日の米長期金利が低下した点も円買い・ドル売りにつながっています。
日銀の<田村直樹審議委員>は6日午前に、長野県松本市での金融経済懇談会で挨拶し、2025年度後半には少なくとも(1%程度)まで短期金利を引き上げておくことが「物価上振れリスクを抑え、物価安定の目標を持続的・安定的に達成するうえで必要だ」との考えを示しました。日銀が市場の想定より速いペースで利上げを実施する可能性が意識され、円買いの勢いが強まりました。
5日のニューヨーク債券市場で米長期金利が一時(4.40%)と2024年12月中旬以来となる水準まで低下し、日米金利差の縮小が意識された点も円買い・ドル売りを促しました。
5日、米サプライマネジメント協会(ISM)が、発表しました1月の非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想を下回り、米景気の鈍化を示す内容だったとの受け止めから同日の米国債には買いが入っています。