『邪悪なるもの』@<デミアン・ルグナ>監督
1月
28日
『テリファイド』で話題を集めたアルゼンチン出身の鬼才<デミアン・ルグナ>監督が、「悪魔憑き」の感染が拡大した世界で家族を守るべく奔走する兄弟の運命を、容赦ない残酷な物語とショッキングな映像表現で描いた2023年アルゼンチン・アメリカ合作製作の『邪悪なるもの』が、2025年1月31日より公開されます。
悪魔に魂を乗っ取られて身体が腐敗する「悪魔憑き」の存在が、人々の生活に暗い影を落としている世界。悪魔憑きは処理人によって適切に処理されなければならず、古くから伝わる7つのルールを守らなければ、悪魔の力が伝染病のように広がって世界は終わりを迎えるといいます。
ある日、「ペドロ」と「ジミー」の兄弟は村外れで変死体を発見し、さらに近隣の住民が家族に出た悪魔憑きを隠していることに気づきます。兄弟は7つのルールに従って対処しようとしますが、伝承を信じない人々の無謀な行動によってタブーが犯され、周囲は悪魔憑きで溢れかえってしまいます。愛する家族を守るべく、姿の見えない悪がはびこるアルゼンチンをさまよう兄弟でした。
2023年シッチェス・カタロニア国際映画祭で、ラテンアメリカ作品として初めて最優秀長編映画賞を受賞し他作品です。