本作は第2次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人の建築家「ラースロー・トート」の物語です。見知らぬ土地と異なる文化で移民として苦境にさらされた彼の30年にわたる半生がつづられています。
<ブラディ・コーベット>が監督賞、「ラースロー」を演じた<エイドリアン・ブロディ>が主演男優賞にノミネートされ、妻「エルジェーベト」役の<フェリシティ・ジョーンズ>が助演女優賞、「ラースロー」が米ペンシルベニアで出会う実業家「ハリソン」役の<ガイ・ピアース>が助演男優賞の候補に。加えて脚本賞、作曲賞、編集賞、撮影賞、美術賞でもノミネートされています。
上映尺は215分となっており、各100分の第1・2章の間に15分間の休憩時間が設けられています。このたび、先行上映の入場者特典としてインターミッション中に読むために作られた非売品の冊子「特製ミニブローシャ」されます。同冊子は「ラースロー」のクリエイションにおける歴史を紐解く内容となっており、15分の休憩時間に読むことで第2章への理解が深まっていくようになっています。チケットは劇場窓口と劇場公式サイトにて順次発売予定です。