「1ドル=154円80銭」
12月
19日
1971年(昭和46年)の本日12月19日は、「スミソニアン協定」により、「1ドル=360円」から「1ドル=308円」に切り下げられた日です。その後1973年(昭和48年)2月14日に固定相場制から変動相場制に移行しています。
18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に反落し、前日比1円35銭円安・ドル高の「1ドル=154円75〜85銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=154円87」銭と11月下旬以来の円安・ドル高水準を付け、円の高値は「1ドル=153円69銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決めた一方、今後の金融緩和は慎重に進める姿勢を示しました。日米金利差が開いた状態が長引くとの見方を背景に円売り・ドル買いが広がっています。
(FRB)は18日まで開いた(FOMC)で(0.25%)の追加利下げを決めています。会合後に公表した委員らの政策金利見通しでは、中央値で2025年に(0.25%)の利下げ2回を示す水準となりました。前回9月時点の4回から半減しています。
市場では、(FRB)は2025年の利下げを想定よりもゆっくりと進め、利下げ幅も縮めることを示した。一段のドル高を促したの受け止められ、ドルは幅広い通貨に対して上昇の勢いを強めました。
米債券市場では(FOMC)後に債券売りが加速し、長期金利は前日比(0.12%)高い(4.52%)と約7カ月ぶりの高水準で取引を終えています。(FRB)が来年の利下げペースを落とすとの見方が強まった一方、日銀は19日まで開く金融政策決定会合で利上げを見送るとの観測が広がっています。日米の金利差が開いた状態が続くとみた円売り・ドル買いに傾いています。