13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。半導体などハイテク株の一角に買いが入り、投資家心理を支えていますが、米長期金利の高止まりは株式相場の上値を抑えています。買い一巡後にダウ平均は下げています。
ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、
半導体の「ブロードコム」が大幅高になっています。一時は前日比(25%あまり上昇)でした。12日夕に2024年8〜10月期決算と同時に発表しました2024年11月〜25年1月期の収益見通しが市場予想を上回ったうえ、四半期配当の引き上げを決めています。人工知能(AI)関連の半導体需要が大きく伸びており、他の半導体株に買いが波及。ダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアが上昇しています。
半面、米国でのインフレ沈静化の動きが緩やかになるなか、<トランプ次期大統領>のもと、2025年以降の米金融政策見通しを巡る不透明感があります。米債券市場では長期金利が高止まりしており、株式相場の重荷となっている面が見られます。
ダウ平均株価は、前日比86ドル06セント(0.20%)安の4万3828ドル06セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比23.88ポイント(0.12%)高の1万9926.72で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比0.16ポイント (0.0026%)安の6051.09で終えています。