23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)の利下げが景気を支えるとの見方から主力株に買いが先行しています。
カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム
「ジャクソンホール会議」で<パウエル(FRB)議長>の講演が始まるとダウ平均の上げ幅は400ドルを上回る場面が出ています。
23日朝のニューヨーク債券市場では長期金利が前日終値を下回っており、金利と比べた株式の相対的な割高感が薄れたのも主力株への買いを促しているようです。
10時ごろに<パウエル(FRB)議長>の講演が始まると、ダウ平均は上げ幅を拡大しました。<パウエル議長>は米国のインフレについて「(物価目標である)2%に持続的に戻る軌道にあるという自信が深まっている」と述べ、その上で「政策を調整する時期が来ている」と話し9月の金融政策会合での利下げ開始決定を示唆、利下げ観測が高まり、株買いの勢いが強まりました。
ダウ平均株価は、前日比462ドル30セント(1.14%)高の4万1175ドル08セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比258.44ポイント(1.47%)高の1万7877.79でした。
S&P500種株価指数は、前日比63.97ポイント (1.15%)高の5634.61でした。