『心平、』@<山城達郎>監督
8月
12日
2014年の福島を舞台に、2011年(平成23年)3月11日に日本で発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)によって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所事故により立ち入りを制限された地域に足を踏み入れた青年とその家族の葛藤を描いた『心平、』が、2024年8月17日より公開されます。
福島の小さな村に住む「心平」は兼業農家の父を手伝いながら暮らしていましたが、3年前の原発事故によって農業ができなくなってから職を転々とし、現在は無職でした。
父「一平」は「心平」に軽度の知的障害があることに向き合えず、小遣いを与えるだけで「心平」の将来については諦めていました。「心平」の妹「いちご」はそんな父と兄のために家事をする毎日にうんざりしていました。ある日、「一平」と「いちご」は近所の住民から、「心平」が避難中の家々で空き巣を繰り返していると聞かされます。家を出たまま帰ってこない「心平」を追ってある場所にたどり着いた「一平」と「いちご」は、そこで思いがけない光景を目にします。
『SR サイタマノラッパー』シリーズの<奥野瑛太>が主人公「心平」、テレビドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』の<芦原優愛>が妹「いちご」、『なん・なんだ』の<下元史朗>が父「一平」を演じ、監督は、長編初監督を務めた『ダラダラ』(2022年)の<山城達郎>が務めています。