日経平均株価(8月9日)終値3万5025円00銭
8月
9日
9日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比549円08銭(1.58%)高の3万5380円23銭でした。
前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いでいます。外国為替市場で円相場が「1ドル=147円台」と円安・ドル高基調で推移していることも買い安心感につながっています。上げ幅は一時800円を超えましたが、上値では利益確定売りや戻り待ちの売りに押される場面も出ています。
8日の米市場ではダウ工業株30種平均株価が大幅反発したほか、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が(6%)超上昇するなど、ハイテク株の上昇が目立ちました。8日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前の週から減ったほか市場予想も下回り、2日に発表されました7月の米雇用統計をきっかけに広がっていました米景気後退への警戒感が和らいでいます。
リスク許容度の増した投資家の資金が日本株にも流入し、9日の東京市場では値がさの半導体関連をはじめハイテク株が上昇し、日経平均を押し上げています。
後場14時過ぎ、一時は下げ幅が300円を超え「3万4445円57銭」の安値を付けています。日経平均が過去最大の下げ幅を記録した5日前後に主力株を買ったヘッジファンドなどの短期筋が、明日からの3連休を前に利益確定売りを出しているとの見方が多く、株安に歩調を合わせる格好で、外国為替市場で円相場が「1ドル=146円台」に下げ渋ったほか、日本時間9日午後の取引で米株価指数先物が下げに転じたことも株売りを促したようです。
終値は、前日比193円85銭(0.56%)高の3万5025円00銭で取引を終えています。