『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』@<マルコ・ベロッキオ>監督
8月
5日
イタリアの名匠<マルコ・ベロッキオ>が、2003年製作の『夜よ、こんにちは』でも題材にした「アルド・モーロ誘拐事件」を再び映画化した『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』が、2024年8月9日より公開されます。
1978年3月のある朝。戦後30年にわたりイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で5度の首相経験を持つ「アルド・モーロ」が、極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐されました。
国家を揺るがした55日間の事件の真相を、「アルド・モーロ」本人、彼を父と慕い救出の陣頭指揮を執った内務大臣「フランチェスコ・コッシーガ」、モーロと親交の深かった「教皇パウロ6世」、赤い旅団のメンバーである「アドリアーナ・ファランダ」、モーロの妻「エレオノーラ」ら事件に関わった人物それぞれの視点から、史実とフィクションを織り交ぜて描き出しています。
『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』でも同役を演じた<ファブリツィオ・ジフーニ>が「アルド・モーロ」を演じ、『はじまりは5つ星ホテルから』の<マルゲリータ・ブイ>、『グレート・ビューティー 追憶のローマ』の<トニ・セルビッロ>が共演しています。「イタリア映画祭2023」では『夜のロケーション』のタイトルで上映されました作品です。