日経平均株価(8月2日)終値3万5909円70銭
8月
2日
2日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、午前終値は前日比1864円48銭(4.89%)安の3万6261円85銭でした。下げ幅は取引時間中として過去3番目に大きい一時2000円を超え、取引時間中としては4月19日以来およそ3カ月半ぶりに節目の3万7000円を下回りました。
前日の米株式相場の大幅下落や足元の外国為替市場での円高進行に伴い、投資家心理が悪化して幅広い銘柄に売りが出ました。海外短期筋とみられる株価指数先物への売りも膨らみ、現物株の下落が加速しています。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価など主要株価指数が大幅に下落しました。市場予想に届かない「単位労働コスト」や「7月の製造業景況感指数」などの米経済指標が相次ぎ、景気が想定以上のペースで減速しているとの懸念が強まりました。値がさの東エレクなど半導体関連に売りが波及し、日経平均を押し下げています。
2日の東京外国為替市場では円相場が前日に続いて一時「1ドル=148円台」まで上昇する場面があり、円高基調がトヨタやホンダなど輸出関連株の重荷となりました.
後場においても、引き続き引き続き幅広い銘柄に売りが出ています。香港ハンセン指数などアジア各国・地域の株価指数の下げが目立っているほか、日本時間2日午後の取引でハイテク株比率が高い米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」もマイナス圏で推移し、投資家心理の重荷となっています。
終値は、前日比2216円63銭(5.81%)安の3万5909円70銭で取引を終えています。下げ幅は、1987年10月20日「3836円」安以来およそ36年10カ月ぶりの大きさで、今年最大、史上2番目の下落となりました。