22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前週末比50銭円高・ドル安の「1ドル=156円95銭〜157円05銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=156円71銭」、安値は「1ドル=157円17銭」でした。
21日、<バイデン米大統領>は11月の大統領選から撤退すると表明しました。共和党の<トランプ前大統領>が優位と見込んだ円売り・ドル買いの流れが一服し、円買い・ドル売りが優勢となりましたが、米長期金利が上昇したため、円の上値は限られました。
<バイデン米大統領>は後継候補として<ハリス副大統領>を支持する考えを示しました。市場では、<ハリス副大統領>の経済政策や、今後の世論調査を見極めたいとの雰囲気があります。前週末にかけてはトランプ氏が再選された場合のインフレ圧力の高止まりが意識され円売り・ドル買いが出ていたため、22日は持ち高調整を目的とした円買い・ドル売りが見られました。