「1ドル=158円34銭」
7月
17日
16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比35銭円安・ドル高の「1ドル=158円25〜35銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=158円85銭」、高値は「1ドル=158円26銭でした。
朝方発表の6月の米小売売上高が市場予想を上回り、円売り・ドル買いが優勢になりました。一方、米長期金利は低下に転じたため、円は次第に下げ渋っています。
6月の小売売上高は前月比横ばいと、市場予想(0.4%減)を上回りました。自動車・同部品を除くと(0.4%)増え、5月分は上方修正されています。「米消費者の購買力を決して過小評価してはいけないことを示し、米経済はソフトランディング(軟着陸)が見込める」とみられ、ドルは円など幅広い通貨に対して買いが優勢になっています。
円は売り一巡後は下げ渋りました。小売売上高の発表後は売られていた米国債が買い優勢に転じました。米長期金利は一時、前日比(0.08%)低い(債券価格は高い)(4.15%)と約4カ月ぶりの低水準を付けています。米金利の低下は円相場を下支えしています。