27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが前日夕の決算を受けて半導体の「マイクロン・テクノロジー」が売られ、「エヌビディア」など半導体株の一角が下げています。
「マイクロン・テクノロジー」は2024年3〜5月期決算とあわせて発表しました6〜8月期の売上高見通しが物足りないと受け止められています。人工知能(AI)関連の需要への期待が大きかったこともあり、株価は(5%)あまり下げる場面が出ています。「エヌビディア」は一時(2%)近く下げています。
27日夜に11月の米大統領選に向けた候補者によるテレビ討論会が開かれ、28日には米連邦準備理事会(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の5月分が発表されます。相場の先行きに影響を及ぼす注目のイベントや材料を見極めたいとして売り買いともに手控える雰囲気がみられました。
ダウ平均株価は、前日比36ドル26セント(0.093%)高の3万9164ドル06セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比53.53ポイント(0.30%)高の1万7858.68でした。
S&P500種株価指数は、前日比4.97ポイント (0.091%)高の5482.87でした。