26日の外国為替市場で、円相場が「1ドル=160円」の節目を突破しました。前回この水準に達した
(4月29日)には相場が乱高下し、
政府・日銀が為替介入しています。再びこの水準をつけたことで、市場では、為替介入への警戒感が強まっています。
5月3日には151円台まで上昇する場面もありました。その後は日米金利差に着目した円売り・ドル買いや輸入企業によるドル調達の動きがじりじりと円相場を押し下げ、円安基調に戻っています。
米連邦準備制度理事会(FRB)の<ボウマン理事>が25日に金融引き締めに積極的な発言をし、米利下げ観測が後退。一方、日銀は14日の金融政策決定会合で、追加利上げと国債買い入れの減額開始を見送りました。
市場では「日米金利差は当面縮小しない」との見方が根強く、低金利通貨の円を売って、高金利通貨のドルを買う動きが優勢となっています。
<鈴木俊一財務相>は25日に韓国・ソウルでの会見で、「市場を注視し、必要な対応を取っていく」と述べ、投機筋を牽制していましたが、円安流れにの抑止力にはなっていないようです。
投稿日 2024-06-26 20:46
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2024-06-28 17:17
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