「1ドル=159円60銭」
6月
25日
24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は7営業日ぶりに反発し、前週末比30銭円高・ドル安の「1ドル=159円50〜60銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=159円33銭」、安値は「1ドル=159円76銭でした。
同日の東京市場で「1ドル=159円94銭」とおよそ2カ月ぶりの安値を付けた後で持ち高調整や利益確定目的の円買い・ドル売りが優勢となりました。日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感が円相場を支えています。
24日、日本の財務省の<神田真人財務官>は、円安・ドル高の進行を巡り、「投機などによって過度な変動があった場合には適切な行動を取る」と語っています。米財務省が外国為替政策報告書で為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に日本を加えたことについても、日本の為替政策に影響はないとの見方を示しました。
市場では、円買いの為替介入への警戒感が根強く、経済指標などの目立った材料がない中で、円売り・ドル買いが出にくかったようです。
米シカゴ連銀の<グールズビー総裁>は24日の米CNBCの番組で、米国のインフレの鈍化が今後も示されれば「これまでと同程度の金融引き締めを続けるべきか、問わざるを得なくなる」と語り、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始めるとの見方につながったことも円買い・ドル売りを促しました。