日経平均株価(5月28日)終値3万8855円37銭
5月
28日
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比116円75銭(0.30%)安の3万8783円27銭でした。
国内の長期金利が(1%)を上回って推移するなか、相対的な割高感が意識されやすい半導体関連の一角が売りに押されています。日経平均は朝方は上昇する場面もありましたが、勢いは続きませんでした。
前日の米市場が〈メモリアルデー〉で3連休となり新規の手掛かりを欠くなか、日経平均は小動きで始まった後に弱含む展開となりました。日銀が6月の金融政策決定会合で金融政策の正常化に向けた動きをさらに進めるとの見方から国内債券市場では、長期金利が(1%)を上回って推移しています。一時は(1.035%)と約12年ぶりの高水準をつけています。金利の上昇局面で売られやすいハイテク株に売りが出て、半導体関連の下げが目立ちました。
ハイテク株は、前週の米「エヌビディア」の決算を受けていったんは上昇したものの、足元では再び軟調さが目立っています。一方、金利上昇で利ざや拡大が意識されやすい銀行株は地銀を中心に買われています。
終値は小幅に反落し、前日比44円65銭(0.11%)安の3万8855円37銭で取引を終えています。