8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続落し、前日比85銭円安・ドル高の「1ドル=155円50〜60銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=155円69銭」、高値は「1ドル=155円35銭でした。
米債券市場で長期金利が上昇しました。日米の金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが優勢でした。
8日の米債券市場で長期金利は前日に比べ(0.03%)高い(長期債価格は安い)(4.49%)で取引を終えています。外国為替市場では、日米の金利差が開いた状態は変わらないとの見方から投機筋が円売り・ドル買いを進めているようです。
日銀の<植田和男総裁>は8日の講演で、物価見通しの上振れリスクが大きくなった場合には「金利を早めに調整していくことが適当になる」と語り、日銀の追加利上げが意識されましたが、円買いの勢いにはなりませんでした。