16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比50銭円安・ドル高の「1ドル=154円70〜80銭」で取引を終えています。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期が遅れることへの警戒から米長期金利が上昇(債券価格は下落)しています。日米金利差の拡大観測を受け、円売り・ドル買いが優勢でした。一時「1ドル=154円79銭と1990年6月以来、約34年ぶりの円安・ドル高水準を付けています。
16日、国際通貨基金(IMF)は四半期に1度の世界経済見通しを公表しています。米国の2024年の成長率見通しを前回の(2.1%)から(2.7%)に引き上げています。<パウエル(FRB)議長>は、16日のシンクタンク主催の討論会で、足元の経済・物価情勢について、「今年は今までのところ我々のインフレ目標である(2%)に戻るための一段の進展を欠いている」との見方を示しました。インフレ率の高止まりが続けば、現在の高い政策金利を長く維持する可能性があることにも言及しています。
16日の米債券市場では長期金利が(4.6%台後半)と2023年11月以来の水準に上昇する場面がありました。日米の金利差拡大を受け、円売り・ドル買いが出ています。
日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒が根強いなか、円相場は短時間で「1ドル=153円90銭」まで上昇する場面がありましたが、市場では「まとまった円買い・ドル売りが入ったようだ」とみられています。
投稿日 2024-04-17 08:04
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投稿日 2024-04-17 08:49
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投稿日 2024-04-17 09:31
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投稿日 2024-04-17 09:51
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