米労働省が16日発表した1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)で「0.3%上昇」となっています。伸び率は市場予想の(0.1%)を上回り、2023年8月以来5カ月ぶりの大きさとなりました。
サービス価格の大幅な上昇が全体を押し上げ、インフレ再燃への懸念を増幅させる可能性が出ています。昨年12月は(0.1%下落)でした。
今年1月の(PPI)は前年同月と比べると(0.9%上昇)。昨年12月は(1.0%)上がっていました。
今月13日に発表されました1月の消費者物価指数(CPI)も市場予想を上回っていました。(CPI)と(PPI)の構成要素の一部は、米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として重視している個人消費支出(PCE)価格指数の算出に使われます。(FRB)は(PCE)価格指数を(2%)に鈍化させることを目指しています。