日経平均株価(2月15日)@終値3万8157円94銭
2月
15日
15日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比245円03銭(0.65%)高の3万7948円35銭でした。14日の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを受けて東京市場でも主力の半導体関連株が急伸し、日経平均を押し上げています。心理的節目の3万8000円を上回る場面もありましたが、その後は利益確定目的の売りに押されてやや伸び悩んでいます。
前日の米株式市場で主要3指数はそろって上昇しました。前の日に急落していた反動に加え、米経済のソフトランディング(軟着陸)を期待する雰囲気が支えとなり、米エヌビディアをはじめ主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇し、東京市場でも値がさのアドテストや東エレクなどに買いが波及しています。
内閣府が15日に発表しました2023年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質年率換算で前期比(0.4%減)でした。2四半期連続のマイナスで、市場予想の中央値(1.0%増)に反して減少しています。個人消費や設備投資など内需の弱さが目立ちましたが、株式市場では実体経済の低迷よりも日銀が金融政策の正常化に動きにくくなるとの見方が買い材料視されているとみられ、海外短期筋とみられる株価指数先物への買いも断続的に入り、日経平均を押し上げています。
終値は反発し、大引けは前日比454円62銭(1.21%)高の3万8157円94銭でした。終値ベースで1990年1月11日以来、34年1カ月ぶりに3万8000円台に乗せています。