25日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。朝発表の2023年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回りました。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が高まり、幅広い銘柄に買いが先行しています。
2023年10〜12月期の実質(GDP)速報値は前期比年率(3.3%増)でした。7〜9月期(4.9%増)から減速したものの、市場予想(2.0%増)を大幅に上回っています。一方、米個人消費支出(PCE)物価指数はエネルギー・食品を除くコアが同(2.0%上昇)と、7〜9月期の伸び率と同じでした。米国経済の大幅な落ち込みを避けながら、インフレ抑制が進んでいるとの見方が相場を支えています。
(GDP)発表後の米債券市場で、米長期金利は(4.1%台半ば)と前日終値(4.17%)を下回って推移しています。米長期金利の低下で、金利と比べた株式の相対的な割高感が薄れています。
終値は続伸し、前日比242ドル74セント(0.64%)高の3万8049ドル13セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比28.58ポイント(0.18%)高の1万5510.50でした。
S&P500種は、前日比25.61ポイント (0.53%)高の4894.16でした。