神戸ご当地(1522)映画『港に灯がともる』製作決定
1月
17日
1月17日、阪神・淡路大震災から29年が経ちましたが、神戸を舞台にした映画『港に灯(ひ)がともる』の制作が発表されています。30年の節目となる来年(2025年)1月の公開を目指しています。
放送中のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に「 小林小夜 」役で出演している<富田望生>(23)が映画初出演で主演を務め、製作は、関西に縁のある有志が集い、神戸を本拠地として昨年発足した映像制作会社、ミナトスタジオ。監督は、映画『心の傷を癒すということ 劇場版』や連続テレビ小説(2021年・後期)『カムカムエヴリバディ』の演出を担当した<安達もじり>が務めます。
主人公は、阪神淡路大震災の1ヶ月後、最も大きな被害を受けた地域のひとつである神戸市長田区で生まれた在日韓国人三世の「金子灯(あかり)」です。家族は、震災後、長田を離れて仮設住宅に移り、その後、復興住宅で暮らしました。しかし、震災で家も仕事も失った家族の生活は荒廃し、「灯」は幼い頃から家族との確執を抱え、家を飛び出すことばかり考えてきました。
なぜこの家族に生まれてきたのか。家族と私、国籍と私、双極性障害を発症し、回復を目指していく中で希望を探し続ける日々が続きます。時を経て障害との付き合い方がわかってきた「灯」は、新しい職場で長田区にある丸五市場の再開発計画と関わることに。コロナ禍を経て、さまざまな人々と出会い、支えられ、心を通わせ、家族とも向き合い、長い時間をかけて、人生にかすかな光を見出していきます。2013年に高校を卒業してから2025年までの12年間を、神戸の喧騒を舞台に繊細に紡いでいきます。
投稿日 2024-01-17 10:42
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2024-01-17 10:50
ワオ!と言っているユーザー