日経平均株価(12月18日)@終値3万2758円98銭
12月
18日
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前の終値は前週末比349円80銭(1.06%)安の3万2620円75銭でした。日銀が18〜19日に開く金融政策決定会合の内容を見極めたいとの懸念から、運用リスクを避ける流れでした。
前週末の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受け、米国の早期利下げ観測がいったん後退したのも重荷となりました。日経平均の下げ幅は一時400円を超え「3万2790円58銭」の安値を付ける場面もありました。
市場では日銀は今会合で現状の金融政策を据え置くとの見方が多いですが、来年にかけて早期にマイナス金利解除に動くとの観測がくすぶっています。日米の金利差縮小による円高進行への警戒が重荷となり、機械や自動車など輸出関連株を中心に売られています。
米ニューヨーク連銀の<ウィリアムズ総裁>が前週末、米国市場での早期利下げ観測をけん制する発言をし、東京市場で前のめり気味に織り込まれていた米利下げ期待もいったん後退し、このところ上昇が目立っていた値がさのハイテク株を中心に利益確定目的の売りが出ていますが、米株価指数先物が底堅いのを好感して押し目買いも入り、午後は下げ渋っています。
終値は反落し、前週末比211円57銭(0.64%)安の3万2758円98銭で終えています。