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- ダウ平均株価(11月29日)@終値3万5430ドル42セント
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ局面が終了したとの観測が一段と強まっています。米長期金利が低下し、株買いを促している模様です。
前日の講演で、(FRB)の<ウォラー理事>が経済を減速させ物価をインフレ目標の水準まで引き下げるのに現在の金融政策が「適切な状態にあるとの確信を深めつつある」との見方を示しています。インフレ率が一段と低下すれば、「利下げを始められる」とも述べていました。
米国の利上げ局面の終了や来年以降の利下げの可能性が意識され、米長期金利が低下しています。29日朝の米債券市場で長期金利は(4.2%台後半)と前日終値(4.32%)を下回って推移しています。未明には一時(4.25%)と、9月中旬以来の低水準でした。金利の低下で株式の相対的な割高感が和らいでいます。
朝発表の7~9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率(5.2%増)と、速報値(4.9%増)から上方修正されています、市場予想(5.0%増)を上回っています。ただ、10~12月期に成長が減速するとの見方が大勢で、株式相場に目立った影響は出ていません。
終値は、前日比13ドル44セント(0.03%)高の3万5430ドル42セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比23.27ポイント(0.16%)安の1万4258.49でした。
S&P500種は、前日比4.31ポイント (0.095%)安の4550.58でした。
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