28日・トゥールーズで行われましたラグビーW杯フランス大会1次リーグD組「日本ーサモア」戦は、世界ランク13位の日本代表は同12位のサモア代表に「28-22」で勝ち、勝ち点を「9」としています。
7月の前哨戦では「22―24」と敗れた相手に、フランカーの<ピーター・ラブスカフニ>や<リーチ・マイケル>らFW陣の活躍で2勝1敗とし、10月8日のアルゼンチン戦での自力での決勝トーナメント進出の可能性を残しています。
日本は前半13分、FB<レメキ・ロマノラヴァ>の突進からチャンスを作り、<ラブスカフニ>が相手2人のタックルを受けながら、ゴール左へトライ。前半31分にも<レメキ>の突進から一気にゴール前に進み、最後は左で待っていたフランカー、<リーチ・マイケル>が初戦のチリ戦(42―12)に続くトライで相手を突き放しました。
順調な試合展開に見えましたが、37分にフッカー<堀江翔太>が相手の頭にぶつかってしまい10分間の一時退場となったことでピンチを迎え、トライを許しましたが、前半戦を「17―8」で折り返しました。
後半も1人少ない状態で、序盤は押し込まれる場面もありましたがNO8<姫野和樹>がジャッカルに成功。流れを引き戻すと、相手1人がラフプレーで退場となった後半9分にラインアウトモールから<姫野和樹>がトライ。入れ替わった直後の選手が押し込んで苦しんでいた相手FW陣を崩すことに成功しました。
後半38分にはサモアにトライとPGを許して点差を詰められましたが逃げ切りました。ラストワンプレーはハーフウェー付近でのサモアボールのラインアウトがミスになり日本ボールに。トライを奪えれば勝ち点のボーナス1が追加できる状況でしたが、無理せず途中出場のSO<李承信>がタッチに蹴り出してノーサイドとなっています。
日本代表は次戦、アルゼンチンと対戦。相手は30日にチリとの一戦を控えていますが、2勝で並んだ状態であれば、D組2位をかけた大一番となります。
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