13日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。12時時147円円38~40銭と前日17時時点と比べて58銭の円安・ドル高でした。
原油高が日本の貿易赤字を拡大させ、国内実需筋のドル調達需要を高めるとの見方から円売り・ドル買いになっています。日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いも引き続き相場の重荷となっています。
12日にニューヨーク原油先物相場は期近物として昨年11月中旬以来の高値をつけています。原油価格が高騰すれば再び貿易赤字が拡大し、国内輸入企業の円売り・ドル買い需要が高まるとの観測が相場を下押ししています。原油高に歩調を合わせる形で、投機筋が円売り・ドル買いの持ち高を積み増しているとの見方もでています。
日米の金利差が大きく開いたままとなっていることも引き続き円売り・ドル買いの材料となっています。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めは長引くとの観測が根強く残るなか、<植田和男総裁>のインタビューをきっかけに日銀は早期にマイナス金利政策の解除に動くとの思惑が浮上しましたが、市場では<植田和男総裁>が年内のマイナス金利解除の考えを明確に示したわけではなく、日米金利差は拡大した状況が続くとみられています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ