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- ファルコン植物記(2135)白い八重咲き【トルコギキョウ】
初見で「バラ」かと思いました、リンドウ科 トルコギキョウ属(ユーストマ属)の白い八重咲きの【トルコギキョウ】です。
【トルコギキョウ】はその和名から、キキョウ科の植物だと誤解されることがよくありますが、北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部の平原や河口に、2~3種が広く分布しているリンドウ科の植物です。
日本には1935年(昭和10年)代に導入されてから著しく品種改良が進みました。原種は一重咲きの可憐な薄紫から紫の花ですが、1975年(昭和50年)代にピンクの花色が登場したのを皮切りに、八重咲き、大輪、小輪、クリーム色、そして緑や茶色、複色と、非常に多くの品種がつくり出されました。多くは切り花として流通しますが、一部、鉢物として、草丈の低い品種が流通しています。
この白い八重咲の品種は〈リオホワイト〉と呼ばれ、八重咲きの中でも花形が豪華な花径約8センチの花弁にやわらかくフリルの入るフリンジ・セミフリル種です。
品種名の〈リオ〉は、国内外・男女を問わず人の名前で使われており、覚えやすく親しみやすいこと、〈熱い〉「リオのカーニバル」の連想から、〈暑い〉高温期でも品質のよい切り花が栽培できる特徴になぞらえて命名されています。
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