ダウ平均株(5月18日)@終値3万3535ドル91セント
5月
19日
5月のフィラデルフィア連銀の製造業景況指数は(マイナス10.4)と前月の(マイナス31.3)から改善しています。市場予想(マイナス20.0)よりも高く出ています。週間の新規失業保険申請件数は24万2000件と市場予想(25万件)を下回っています。いずれも米経済の底堅さを示す内容と受け止められました。
18日朝にはダラス連銀の<ローガン総裁>が、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るかどうかについて「きょうの時点ではまだその段階にない」と語っています。指標次第では6月も利上げを続ける可能性があるとの見方から、一段の金融引き締めが景気悪化を招くとの懸念が出ています。
18日、米連邦政府の債務上限引き上げについて野党・共和党の<マッカーシー下院議長>が、「合意に至る道筋がみえる」と述べ、来週にも下院で採決できるとの見通しを示しています。関係者が協議を重ねており、6月にも米政府の資金繰り策が尽きて債務不履行(デフォルト)に陥る最悪の事態は避けられるとの見方が広がり、相場全体を支えています。
終値は続伸し、前日比115ドル14セント(0.3%)高の3万3535ドル91セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比188.272ポイント(1.5%)高の1万2688.838と2022年8月以来、およそ9カ月ぶりの高値でした。
S&P500種は、前日比39.28 ポイント(0.94%)高の4198.05でした。