『母の聖戦』@<テオドラ・アナ・ミハイ>監督
1月
16日
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザーの「シエロ」(アルセリア・ラミレス)は、10代の娘「ラウラ」を犯罪組織に誘拐されてしまいます。犯人の要求に従って身代金を支払うも娘は返してもらえず、警察にも相手にされません。
自らの手で娘を救うべく立ち上がった「シエロ」は、軍のパトロール部隊を率いる「ラマルケ中尉」(ホルヘ・A/ヒメネス)と協力関係を結んで調査していく中で、誘拐ビジネスの血生臭い実態を目の当たりにします。
製作陣には『その手に触れるまで』(2020年)の<ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟>監督、『4ヶ月、3週と2日』の<クリスティアン・ムンジウ>監督、『或る終焉』の<ミシェル・フランコ>監督が名を連ね、ルーマニア出身の<テオドラ・アナ・ミハイ>が長編劇映画初監督を務めています。
2021年・第34回東京国際映画祭コンペティション部門では『市民』のタイトルで上映され、審査員特別賞を受賞した作品です。