アルツハイマー病治療薬《レカネマブ》(画像:エーザイ提供)
7日、製薬大手エーザイは米バイオ医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬《レカネマブ》が米食品医薬品局(FDA)に迅速承認されたと発表しています。
エーザイは、公的保険適用が制限されない形での承認を(FDA)に申請。3月までに日本、欧州でも申請し、2023年度中の承認取得を目指します。
《レカネマブ》は、早期のアルツハイマー病患者を対象とした新薬です。脳内に蓄積して病気の原因になるとみられるタンパク質「アミロイドβ(ベータ)」を除去し、症状の進行を抑制する効果が期待されています。臨床試験(治験)では、この薬を投与しない患者に比べ、症状の悪化を「27%」抑制する効果が確認されました。
《レカネマブ》の米国での卸売価格は、患者1人当たり年2万6500ドル(約350万円)程度となっています。
今回の新薬承認について、(FDA)は「アルツハイマー病との闘いにおける重要な前進だ」と評価しています。米国では今月中に使用が始まります。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ