ファルコン植物記(2122)@ビオラ
12月
10日
「パンジー」、「ビオラ」は、ヨーロッパに自生する野生種から育種され、かつては花径4センチ以上の大輪のものを「パンジー」、それ以下の小輪で株立ちになるものを「ビオラ」と呼んで区別していましたが、現在は複雑に交雑された園芸品種が登場し、区別できなくなっているようです。
野生種や初期の品種は、冬の低温にあったのちに、長日下で開花する性質をもっていました。しかし現在は、その性質が弱まり、秋から春5月ごろまで長期間咲く品種が多く、殺風景になりがちな冬のガーデンになくてはならない貴重な存在になりました。
写真の「ビオラ」はどちらも花色・ブロッチ共に特徴ある花姿ですので品種名まで同定しようとしたのですが、園芸品種としては、すでに数千種類に達していると言われるほどですので、諦めました。