『セントラル・ステーション』@NHK-BSプレミアム
9月
29日
かつて教師をしていた「ドーラ」( フェルナンダ・モンテネグロ)は、今はリオデジャネイロの中央駅で代筆業を営んでいます。字の書けない人のために手紙を書くのが彼女の仕事ですが、次第に何の感情も持たないようになり、その手紙を実際に出すことはほとんどなくなっていました。
ある日、一人の女性が夫宛の手紙を頼みに来ます。しかしその女性は直後に交通事故で亡くなり、9歳の少年が残されてしまいます。「ドーラ」はその少年「ジョズエ」( ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ)を養子縁組斡旋所に渡しますが、そこが臓器売買組織だと知って慌てて連れ戻し、彼女は少年「ジョズエ」を連れ、住所を頼りに彼の父親探しの旅に出ます。
シナリオが1996年にサンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞して、<ヴァルテル・サレス>が監督を務め制作された映画で、1998年の第48回ベルリン国際映画祭で金熊賞(最優秀作品賞)、銀熊賞(女優賞)及びエキュメニカル審査員特別賞を受賞しています。また、アメリカで第56回ゴールデングローブ賞で最優秀外国語映画賞を受賞するなど、各国で様々な賞を受賞した作品です。