神戸：ファルコンの散歩メモ

２２日、将棋初の女性棋士を目指す＜里見香奈女流五冠＞（３０・清麗、女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花）が東京渋谷区の将棋会館での棋士編入試験五番勝負の第２局で、後手＜岡部怜央四段＞（２３）に１３２手で敗れ、２連敗を喫しています。

戦型は得意の「中飛車」を選択。じりじりとにらみ合う中盤を抜け、攻め合いの終盤となりましたが、最後は秒読みに入り、寄せきられています。

第１局は＜徳田拳士四段＞に敗れ、黒星発進。２局目も白星ならず。３勝で合格となる編入試験は、２００６年に正式に制度化されて以降、＜今泉健司五段＞が２０１４年に、＜折田翔吾四段＞が１９～２０年に挑戦し、２人とも３勝１敗で合格しています。後がない＜里見香奈女流五冠＞の第３局は１０月に大阪・関西将棋会館で行われる予定です。