記事検索

神戸:ファルコンの散歩メモ

https://jp.bloguru.com/falcon

<市川染五郎>『信康』@六月大歌舞伎座

スレッド
<市川染五郎>『信康』@六月大...
歌舞伎俳優の八代目<市川染五郎>(17)が、東京・歌舞伎座「六月大歌舞伎」第二部『信康』で悲劇の武将「徳川信康」を演じています。17歳で任された大舞台での初めての主役になります。祖父の<松本白鸚>をはじめ先輩俳優らが脇を固める中で、堂々とした若殿ぶりで抜てきに応え好演しているようです。

「徳川家康」の嫡男として生まれ、9歳で「織田信長」の長女「徳姫」と祝言を挙げた「信康」が、戦で優れた資質を発揮するも謀反を疑われ、「信長」の意をくんだ「家康」の命により21歳で切腹する姿を描いた作品です。1974年に初演され、1996年の再演では<市川海老蔵>(当時は新之助)が演じています。

「信康」の悲劇は映画『反逆児』(1961年・監督:伊藤大輔)や他の歌舞伎作品でも描かれていますが、戦の能力に長けていて、理知的であるがゆえに、「信長」が、いつか自分の脅威になると感じて殺させる。それを「信康」は徳川家のために受け入れることを選択する。決して哀れな、みじめな人ではなく、最後まで自分の強さを貫いた人物として演じています。

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で「木曽義仲」の嫡男「義高」を演じて注目された<市川染五郎>ですが、「義高」もまた、若くして非業の死を遂げた悲運を背負った若者でした。
#ブログ #歌舞伎

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
この投稿へのコメントはできません。
ハッピー
悲しい
びっくり