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- 日経平均株価(6月10日)@終値2万7824円29銭
10日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比397円74銭(1.41%)安の2万7848円79銭で前場を終えています。
前日の欧米株式市場で主要中銀の金融引き締めによる景気減速への警戒から、主な株価指数が下落しました。この流れを受け、東京市場でも運用リスクを回避したい売りが幅広い銘柄に出ています。下げ幅は一時400円を超える場面がありました。
9日には欧州中央銀行(ECB)が7月に量的緩和を終了し、同月中に(0.25%)利上げする方針を示しました。9月以降にインフレ次第では(0.5%)の利上げをすることも示唆しています。欧州景気が減速し、世界経済に影響するとの懸念が強まり、東京市場でも、鉄鋼や非鉄、機械といった景気敏感銘柄の下げが目立ちました。
日経平均は前日までの5営業日で800円超上昇しています。このところの円安進行で輸出採算が改善するとの見方から買われていた自動車株の一部などにも利益確定の売りが出ていますが、10日からは観光目的のビザ発給が再開され、百貨店や不動産など内需関連の一部には買いが入りました。
終値は6営業日ぶりに反落し、前日比422円24銭(1.49%)安の2万7824円29銭で終えています。
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