日経平均株価(6月6日)@終値2万7915円89銭
6月
6日
米株価指数先物が日本時間6日午前の取引で上げ幅を広げると、日経平均先物にも短期筋の買いが入り、指数を押し上げています。6日午前の外為市場で円相場は1ドル=130円台と、前週末3日夕に比べ円安・ドル高の水準でした。輸出の採算改善の思惑から、自動車や機械といった輸出関連株の一部の支えとなりました。
前週末には観光対策「Go Toトラベル」を6月末から7月にも名称を変えて再開する案が政府内で浮上していると伝わり、経済活動が一段と活発になるとの見方から、鉄道や空運、百貨店など関連銘柄の上昇が目立っています。
3日に発表されました5月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比39万人増と、市場予想を上回っています。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが続くとの見方から、3日の米株式相場は下落しています。東京市場でもこの流れを受け、朝方は売りが優勢で寄り付き直後には200円超安の「2万7523円95銭」の安値でした。
終値は続伸し、前週末比154円32銭(0・56%)高の2万7915円89銭で取引を終え、(3月30日)の「2万8027円25銭」以来の高値となっています。